なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

11月度その13 エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数の相関を追うシリーズ➡過去48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョ&ラニーニャの相関グラフを取る!

エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数の相関を追うシリーズ➡過去48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョラニーニャの相関グラフを取る!

 

気象庁さんからエルニーニョ監視速報が発表されました(11/10)

それによると、この9月10月はラニーニャであって、11月もラニーニャである、とされた模様です

 

そこで、エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数との相関を調べる目的で、2021年10月の太陽黒点数データからさかのぼること過去48ヶ月間とエルニーニョラニーニャ状態の季節(3ヶ月)を合わせてグラフ化しました

月一の報告となります

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

順を追って述べれば:

1.10/11気象庁さん発表のエルニーニョ監視速報では、11月12月のラニーニャの発生確率が高くなっており、11月12月のラニーニャ発生確率を70%としていました(ちなみに10月のラニーニャ発生確率は60%としていました)

weathernews.jp

 

2.これが11/10気象庁さん発表のエルニーニョ監視速報では、11月12月のラニーニャ発生確率を90%としています(ウェザーニュースさん)

weathernews.jp

そうして、9月10月11月のラニーニャ発生確率を90%とし、11/10時点で「ラニーニャが発生した」としていますので、2021年秋(9/10/11月)はラニーニャであったとなります

 

3.本ブログでは各月毎に太陽黒点数を出し、エルニーニョであるかラニーニャであるかニュートラルであるかを季節単位で合わせてグラフ化している訳で、ここで2021年秋をニュートラル状態からラニーニャ状態に戻して10月の黒点数と共にグラフをアップ致します

 

エルニーニョラニーニャ・過去データは [エルニーニョ・南方振動 - Wikipedia] を参照しています:

以下にWikiより約4年分の最新リストを提示致します

2016年夏 - 2017年春 ラニーニャ 北海道を中心とした8月の長期的な大雨・豪雨
1951年に気象庁が統計を取り始めて以来、初めて東北地方の太平洋側に台風が上陸した。
また北日本では平年より7日 - 10日早い初雪・初冠雪を観測し、関東甲信越では2016年11月に初雪・初冠雪を観測した(関東甲信越で11月に初雪・初冠雪が観測されたのは1962年11月以来、54年ぶりとなる)。
このほか、2017年1月中旬と2月中旬、3月上旬は日本国内(平成29年日本海側豪雪)のみならず、国外の多くで10数年に1度の北半球最大規模の大寒波が襲来した。
2017年秋 - 2018年春

この冬(2017年12月~2018年2月)の平均気温は約1度程度低かった。

そして冬の積雪は平年よりかなり多く、日本規模で寒冬となった。

2018年秋 - 2020年春 エルニーニョ

( 2018年9月 ) 9月4日に近畿地方にかなり台風接近して危険な暴風となった

9月7日~9月10日は秋雨前線が近づいて西日本では断続的に雨が降り続いた。

冬はほぼ全国的に暖冬で、南西諸島は記録的暖冬 、西日本や東日本でも顕著な暖冬となり、西日本の日本海側は記録的少雪となった。

2019年5月~7月は北日本を中心に記録的な長期高温・長期日照・長期少雨となった。

2019年6月は南米で大量の雹が局地的に降り、欧州で長期的な異常高温になるなど異常気象が発生した。

2019年12月から2020年2月にかけて日本では北日本を除き、2006年12月 - 2007年2月当時を凌ぐ記録的な大暖冬となった。

2020年秋 -2021年春 ラニーニャ

2020年初冬より日本国内を中心に、数年に1度の最大規模の大寒波が襲来し、12月14日から21日までの7日間の総降雪量が200センチ(2メートル)を超えた地点が数地点と、主に東日本と北日本の各日本海側、および山陰地方を中心に記録的な大雪を観測した

2021年1月上旬には日本のみならず、中国や韓国などの東アジアや一部の欧州でもでも数年に1度の最大規模の大寒波が襲来し、特にスペインの首都マドリードでは半世紀(50年)ぶりの大雪となった

2021年春(3月〜5月)まではラニーニャ状態である、としています

2021年夏(6月〜8月)はニュートラルでした

しかし、2021年秋(9月〜11月)は再びラニーニャ状態が宣言されたので、さかのぼって修正したグラフを以下に示します

 

黒点数データは直近48ヶ月(従って2021年10月よりさかのぼること4年分)のデータを解析しており、そこにエルニーニョラニーニャ・データを被せたグラフが、以下のグラフです、

黒点数は [国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測] さん公開データです

f:id:yoshihide-sugiura:20211110203124p:plain

マジェンダが太陽南半球の黒点数、シアンは太陽北半球の黒点数、で横軸は年月

その上に高さ5固定で、ブルーがラニーニャ状態の月、オレンジがエルニーニョ状態の月を上乗せ

ブルー(ラニーニャ)とオレンジ(エルニーニョ)が重なることはない!

Wikiのデータは、「春」とか「秋」の季節を使用しており、ここで:

 春 ➡ 3/4/5月

 夏 ➡ 6/7/8月

 秋 ➡ 9/10/11月

 冬 ➡ 12/1/2月

としています、ここで2021年5月まではラニーニャでしたが、夏(6月〜8月)はどちらでもないニュートラル状態となり、再び9月〜11月はラニーニャとなるが上図です

 

 

まとめ:

1.直近の月単位48ヶ月の太陽黒点数とラニーニャエルニーニョかを示すグラフ上で2021年5月まで(2021春)はラニーニャであり、6月〜8月の夏はニュートラルとなった

 

2.ここにきて、9月10月はラニーニャ状態であった確率を90%とし、11月を再びラニーニャ状態(確率90%)としている(11/10発表)

 

3.エルニーニョラニーニャニュートラル各状態は、1-2ヶ月は過去にさかのぼって再宣言される場合があることを理解致しました

やはり季節の途中では有り得ることなのでしょう

今後は、気象庁さん発表のエルニーニョ監視情報をウェザーニュースさん記事で最初にアップして、それから黒点数とエルニーニョラニーニャニュートラル状態グラフをアップ致します

 

尚、エルニーニョラニーニャの内容ですが、ウェザーニュースさんの解説記事が非常に分かりやすく [エルニーニョ/ラニーニャ現象とは? - ウェザーニュース] をご参照ください

 

 

 

 

以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

感謝です