1月度その19 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 世界まとめマップを作成する・その3➡ツーソンTUCを加える!
世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 世界まとめマップを作成する・その3➡ツーソンTUCを加える!
世界各地の3年間北方地磁気測定の結果をまとめ・その3です
ベイセントルイスBSL(最大ピークは最小値側でLT8時台)とホノルルHON(最大ピークは最大値側でLT13.5時台)の原因を追っていて、今回米国ツーソンTUC(北緯32.2°)を観測点に加えました
そうしたらますます分からなくなったので、ひとまずツーソンTUCの3年間磁場強度変化をアップし、続いて世界まとめマップをアップ致します
お付き合い頂ければ幸いです
電離圏とバンアレン帯です
図a:電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
図b: [バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、
南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
これより太陽に向かって上空ですと約9万kmの所に太陽風と地球磁気圏のぶつかり合うバウショック、約38万kmに月、約150万kmのラグランジュL1ポイントではDSCOVER衛星が太陽風を観測しています
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1.ツーソンTUCの3年間磁場強度変動を追う
図1:
図2:
これで傾斜角が-5.784°は値が小さいと思えますが、X幅4320に対してY高さ約23900辺りでの変化ですので、この程度となります(図はY軸拡大されているので傾斜角が大きく見える、という事!)
図3:
ツーソンの最大ピークは最小値側でLT8.6時台(ベイセントルイスはLT8時台)です!
2.世界の観測点まとめマップです
ツーソンTCUが追加されています
図4:世界の観測点マップ
図5:平均と差分強度の緯度サイドビュー
混んで来ました、そろそろ限界です
図6:ピーク値レシオの緯度サイドビュー
ツーソンは最小値側に最大ピークが現れます
図7:最大ピーク観測時刻の緯度サイドビュー
ふ〜む?です!
まとめ:
ベイセントルイス➡ツーソン➡ホノルルと東から西に向かって北緯32°ー北緯21°の幅に存在する観測点なのです
1.最大ピークが最小値側から最大値側へシフトしている
2.最大ピーク観測時がLT10-11時ベルトからすべて外れている
について考察する必要があります
分からなくなりました!
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!