8月度その15 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ グアムGUAの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wとの波形3日間を比較する!
世界の北方磁場強度シリーズ ➡ グアムGUAの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wとの波形3日間を比較する!
世界各観測点における北方磁場強度測定です
GUAの3年間磁場強度変動と24h統計グラフと3日間波形解析を行います
ここは低緯度の典型であるMacyパターンを示し、考察対象です
お付き合い頂ければ幸いです
ここから本文です
1.世界観測点マップと磁気赤道上の磁力線高度マップと先月のCyMaマップです
まず、世界まとめマップから全体の位置関係の把握です
図1:世界観測点マップ
中央横の緑ドットラインが、磁気赤道_2021です
図2:各観測点の磁気赤道上の磁力線高度マップ
陽子ベルト・電子ベルトの幅500kmは私の推測で変更の可能性があります
図3:先月7月のCyMaマップを上げておきます
Cyは第1ピークがシアン、Maは第1ピークがマジェンダ、cyはシアンピークがある、maはマジェンダピークがある、▲は最小値シアン検出数ゼロ、▲は最大値マジェンダ検出数がゼロ、です
2.グアムGUA3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフ
観測期間は、2019年8月2日から2022年7月31日の3年(365x3日)です
図4
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています
このグラフに表示された有効日データのみを使って24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフをとると、
図5:
凡例にあります「● ピーク数=1+1」は:
第1ピークはマジェンダで1ヶ所のみ、第2ピークはシアンでこれも1ヶ所のみ(合計でピーク数は2)
ピーク定義は、平均値を少なくとも2h連続して超えるパターンであって、かつ1hでも平均値を下回ればそのピークは脱出した、としています
GUAはMacyパターンを示し、低緯度の典型で考察対象です
3.グアムGUAとG17Wの波形3日間とFFT結果です
GUAがオレンジ、G17Wはシアンです
図6:
同相です、が、オレンジ凹字の下の綺麗なフラット部分が気になります!
図6の波形よりG17WのパワーFFTスペクトルを取ると、
図7:
24hの独壇場となっています
図6よりGUAのパワーFFTスペクトルを取ると、
図8:
同相ですので24hが最大に出ます、24h>12h>8h>72hです
まとめ:
1.各観測点の測定を続けます
世界まとめマップにおける定量解析が進んでいませんで、これを進めたいのです
コメントバック:
リオ同志(id:ballooon)!
コメントありがとう御座います、感謝です
>グアムのところにもキャンベラの、、、
あちゃ〜、またやってしもた〜!!!
ご指摘誠にありがとう御座います、早速に削除致しました
>連続してマジェンダゼロがあって、それが波形にも表れているということですよね?
>凹の部分・・
なるほど〜、確かにそう考えられますね!
図5ではマジェンダピークが非常に鋭く従ってマジェンダゼロ検出時間が長く続く時間帯がある ➡ 従って、これが図6でオレンジ波形凹字の下のフラット部分に対応する
となりますと、図5はGUA3年間の統計結果ですので、3日間波形を取ればオレンジ波形は常に凹字となる事が期待できる、という事になります
面白いですね〜、ありがとう御座いました
3年間の最大値最小値_検出時刻_統計結果と3日間のリアルタイム波形とをどう対応させれば良いのか(どう読み取れば良いのか)は、極めて重要なテーマだと思っております
こんな事に着目している(着目した)のは、恐らく本ブログが世界で始めてではなかろうか?と(勝手に)考えているのです!
以上です
コメバック終わり
尚、地磁気データはINTERMAGNETさん [The INTERMAGNET Vision and Mission] 経由で各地磁気データを世界の各観測点さんからダウンロード、
GOESデータはNOAAさん [GOES Magnetometer | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] からダウンロード、
foF2世界マップはオーストラリア政府Space Weather Serviceさん [SWS - Global HF - Ionospheric Map] からスクショしています
ここに皆々さま方に深く感謝申し上げます
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!