11月度その3 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 初めに、G16E/G17Wのグラフをアップする!
世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 初めに、G16E/G17Wのグラフをアップする!
世界各観測点における北方磁場強度測定の再開です
初めに、G16EとG17Wのグラフをアップ致します
11月のGOES3日_安定データは、UT11月12日から11月14日としました、その間のNICTさんグラフ(foF2値,TEC値,K-index値)も添付しています
お付き合い頂ければ幸いです
ここから本文です
1.GOES-16E3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフです
観測期間は、2019年11月2日から2022年10月31日の3年(365x3日)です
図1:
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています、全体平均の単位はnT
有効日データにおける最小値・最大値の出現回数_統計グラフは、
図2:
凡例「● ピーク数=1+1」の意味は:
第1ピークはマジェンダであり、第2ピークはシアンである
低緯度ピーク数の特徴と同じです
ピークの定義は、平均値を少なくとも2h連続して超えるパターン、であって、1hでも平均値を下回ったらそのピークは脱出した、としています
2.GOES-17W3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフです
観測期間は、2019年11月2日から2022年10月31日の3年(365x3日)です
図3
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています
有効日データにおける最小値・最大値の出現回数_統計グラフは、
図4:
G16Eとの違いは、マジェンダでLT15時台(UT0時台)に急に凸となる動作です
これはG17Wの特徴となる可能性があります、即ち、何らかの磁気濃縮が西経137.2°ではLT15時台に突然発生し、それは西経75.2°のG16Eでは発生しない、という事です
測定に係る3年間のうち、どこかで長期に渡ってLT15時台に最大値が観測されたのです、そしてそれはG16では観測されなかった
3.GOES-16Eと17Wの波形3日間とFFT結果です
G16がシアン、G17がオレンジ、です
変動成分のみを取り出しています、現時点で波形がマイナスに振れている訳ではありません!
図5:11月12日00時00分〜14日23時59分(UT)両観測点の波形
両波形ともに安定です!
図5の波形よりG16EのパワーFFTスペクトルを取ると、
図6:
24h成分が非常に強く安定しています
凡例のレシオ表記が " ● " なのは、第1ピークがマジェンダ(最大値)側である事を示しています
図7:GOES-17W FFT解析結果、これもシアンで示します
同様です
4.NICTさんより
11月12日から11月14日(UT)を含むの日本上空における電離層 [予報 | 電離圏領域 | 宇宙天気予報] を見ると、
図8:foF2値、TEC値、K-index値、日本上空、日付はグラフ下に記載
であり、12日から14日のK-indexはグリーンで、安定であった事を示しています
まとめ:
1.続いて各観測点のグラフ取得に入ります
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!