11月度その6 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ クールーKOUの地磁気変動3年間を調べる!
作業量削減のため観測点数を4に絞っています
現在:
1.定量解析はオゾン層のみによる影響に絞っており、解析できる観測点はクールーKOUのみです
2.SJG/HON/GUAも低緯度でオゾン層のみの影響ですが、データ欠損が多く定量解析に適さないので除外しました
3.しかしKOUのみですと世界マップが取れないので中緯度代表としてオタワOTT/ビクトリアVIC/柿岡KAKを選び、結果、KOU/OTT/VIC/柿岡の4点を観測点としました
世界各観測点における北方磁場強度測定です
クールーKOUの3年間磁場強度変動と24h統計グラフです、3日間波形解析ですが、11月12日〜14日はデータが欠落していましたので、波形解析はスキップします
お付き合い頂ければ幸いです
ここから本文です
1.世界観測点マップと磁気赤道上の磁力線高度マップです
まず、世界まとめマップから全体の位置関係の把握です
図1:世界観測点マップ
中央横の緑ドットラインが、磁気赤道_2021です
図2:各観測点の磁気赤道上の磁力線高度マップ
陽子ベルト・電子ベルトの幅500kmは私の推測で変更の可能性があります
2.クールーKOU3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフ
観測期間は、2019年11月2日から2022年10月31日の3年(365x3日)です
図3:
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています
年々最大値と最小値の幅が拡大していますが、これは何故でしょう?
ここ1-2年黒点数が急速に増大しているので、その影響でしょうか?
このグラフに表示された有効日データのみを使って24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフをとると、
図4:
凡例にあります「● ピーク数=1+1」は:
第1ピークはマジェンダでピークは1ヶ所のみ、第2ピークはシアンでこれも1ヶ所(合計でピーク数は2)
ピーク定義は、平均値を少なくとも2h連続して超えるパターンであって、かつ1hでも平均値を下回ればそのピークは脱出した、としています
まとめ:
1.クールーKOUはオゾン定量解析対象です
波形解析が出来なかった(データが開示されなかった)のは残念ですが、次に進みます
コメントバック
リオ同志(id:ballooon)!
貴重なコメントありがとう御座います、感謝です
>オタワもですね?
えッ、そうでしたっけ?と思ってOTTを見たら、そうでした・・・
でもKOUの方が顕著かな、と思います
>やはり黒点が影響してるのでしょうか・・
「黒点数vs最大値最小値の幅」相関グラフを取る事はそれほど難しくありません
VICと柿岡でも見てみましょう
ご指摘ありがとう御座いました、感謝です
コメバック終わり
尚、地磁気データはINTERMAGNETさん [The INTERMAGNET Vision and Mission] 経由で各地磁気データを世界の各観測点さんからダウンロード、
GOESデータはNOAAさん [GOES Magnetometer | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] からダウンロードしています
ここに皆々さま方に深く感謝申し上げます
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!