１２月度その６ 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ ビクトリアVICの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wとの波形3日間を比較する！

世界各観測点における北方磁場強度測定です

ビクトリアVICの３年間磁場強度変動と24h統計グラフと３日間波形解析を行います

お付き合い頂ければ幸いです

１．世界観測点マップと磁気赤道上の磁力線高度マップです

まず、世界まとめマップから全体の位置関係の把握です

図１：世界観測点マップ

中央横の緑ドットラインが、磁気赤道_2021です

図２：各観測点の磁気赤道上の磁力線高度マップ

陽子ベルト・電子ベルトの幅500kmは私の推測で変更の可能性があります

２．ビクトリアVIC３年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフ

図３：2019年12月2日から2022年11月30日の3年（365x3日）

Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nT

VICも年々最大値-最小値の幅が広がって来ているように見えます、VICは最小値・最大値ともに拡大しています

このグラフに表示された有効日データのみを使い、

図４：24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフ

凡例にあります「● ピーク数=1+2」は：

第１ピークはシアンでシアンピークは１ヶ所のみ、第２ピークはシアンで2ヶ所ある（合計でピーク数は3）

ピーク定義は、平均値を少なくとも２h連続して超えるパターンであって、かつ1hでも平均値を下回ればそのピークは脱出した、としています

３．ビクトリアVICとG17Wの波形3日間とFFT結果

図５：クールーKOUがオレンジ、G17Wはシアン

逆相ですが、初日オレンジVICは乱れています

図６：上図の波形よりG17WパワーFFTスペクトル

G17Wでは磁気嵐の影響が出ず、24h>>72h=8h=12hです

図７：ビクトリアVICのパワーFFTスペクトル

なんと、8h>12h>24h>72hとなりました

VICでは8h潮汐振動が強くなる、という事でした

まとめ：

１．量的解析は、ひとまずオゾン層による影響の解析、に絞っています

VICは解析対象ではありませんで、測定を続けます

コメントバック：

リオ同志(id:ballooon)！

コメントありがとう御座います、感謝です

＞1日目は磁気嵐だったのですね？

＞Goesはビクともしなかったようですが、

これ、不思議ですよね〜？

磁気嵐ですから、太陽風が原因で、GOESは拾っていなければイケナイはずなのですが、、、

＞オタワは12h、ビクトリアは8hがトップで、クールーは24h

はい、この辺り（磁気嵐の緯度依存性）は調べると面白いかな、と思っております

＞クールーが一番磁気嵐の影響受けたという感じでしょうか？

そこが難しい、KOUは24hなのであまり影響を受けていない

低緯度ほど影響を受けないのでは？と思っております、今の所

以上でした

コメバック終わり

尚、地磁気データはINTERMAGNETさん [The INTERMAGNET Vision and Mission] 経由で各地磁気データを世界の各観測点さんからダウンロード、

GOESデータはNOAAさん [GOES Magnetometer | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] からダウンロードしています

ここに皆々さま方に深く感謝申し上げます

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です