8月度その8:北方磁場強度シリーズ ➡ カナダまとめマップを作成する!
カナダ各観測点におけるまとめマップの報告です
まとめは、カナダ観測点5点(OTT/SNK/YKC/IQA/RES)となります
スペクトルなりFFTに関しましては、未だまとめ段階ではなくスキップです
お付き合い頂ければ幸いです
1.各種世界マップ
図1:世界観測点マップ
図2:各観測点の磁気赤道上の磁力線高度マップ
バンアレン外帯の高さは英文Wiki Van Allen radiation belt - Wikipedia より、13,000km - 60,000kmとしました
バンアレン内帯の高さは バンアレン帯 | 天文学辞典 を参照しています
2.3年間最大値最小値測定から、まとめマップ
図3:3年間_X成分の平均値と差分平均値のマップ8月報告
SNKとYKCとIQAとRESでは変動部分が極めて大きくなり(要するにバラつきが大となり)差分平均が大となります
それに対し、OTTではバラつきが比較的小さくなっています
一方、全体平均は高緯度ほど小さくなりますが、これは北方成分Xに絞って観測しているからであり、全磁力Fで測定すれば異なる結果になるはずです
図4:3年間_第1ピーク観測時刻LT統計結果のマップ7月報告
YKCとIQAは経度はだいぶ異なりますが、全く同じ時間帯に最大値ピークを観測しています
第1ピークのみでなく、全ピークに着眼した分布(但し全体を見る為に抽象化した)が次に示すCyMaマップです
図5:今月(8月)のCyMaマップ
Cy もしくは Ma が第1ピーク位置
cy もしくは ma が第1以外のピーク位置
▲がシアンゼロ時間帯、▲がマジェンダゼロ時間帯です
まとめ
何故、SNK/YKC/IQAはマジェンタ第1ピークになるのだろう?
そしてそれら観測点はオーロラオーバルと呼ばれるオーロラ多発地帯なのです
この点に関して考察致しましたので、次に述べます
尚、地磁気データはカナダ地磁気データさん [Digital Data from Canadian Magnetic observatories] からダウンロード、
GOESデータはNOAAさん [GOES Magnetometer | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] からダウンロードしています
ここに皆々さま方に深く感謝申し上げます
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です