12月度その19:3年間北方磁場強度_変動シリーズ ➡ 柿岡KAKとG16とG18の3年間北方磁場強度変動を追い、24hヒストグラムも取る!
観測点を柿岡KAKに絞って、3年間の北方磁場強度変動グラフの再開です
柿岡には暫定値と確定値があるのですが、確定値は1ヶ月後、との事なのですが現時点で検索してみると2023年11月末迄のデータが上がって来ますので、これなら充分使える!という事で3年間の北方磁場強度変動グラフを取りました(24hヒストグラムも、です)
と申しますのも、G16とG18にはアーカイブは無く、現在私が5日置き程度でデータをセーブして繋いでいるのですが(約2年となりました、あと1年です)これって何時まで何の為に続けるの?と思っていました
柿岡KAKからタイムリーな3年間データを取得可能であれば、G16とG18も添えて、3年間の北方地磁気変動グラフの再開です
柿岡KAKのみならず、女満別MMB、鹿屋KNY、父島CBI、東京TOK、も可能なようです(まだ実際にデータを見た訳ではありません)
柿岡KAKがあれば東京TOKはいらないと思えますが、父島CBIは興味あります、あと女満別MMBと鹿屋KNYも加えたい所です!(日本全体がカバー出来ます)
尚、柿岡KAKのデータを使用し外部に公開する際には以下の引用を入れる、との規約です
Kakioka Magnetic Observatory, 2013, Kakioka geomagnetic field 1-minute digital data in IAGA-2002 format [dataset], Kakioka Magnetic Observatory Digital Data Service, doi:10.48682/186bd.3f000
お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m
以下、柿岡KAKの北方磁場強度X成分_3年間地磁気変動です
図1:柿岡KAK、2020年12月1日より2023年11月30日
やはり上昇です!
図1のデータを24hヒストグラムにて表示すると、
図2:柿岡KAKの24hヒストグラム
こうなります
第1ピークがシアン(最小値)で第2ピークと第3ピークがマジェンタ(最大値)は、中緯度の特徴です
ピークの定義は、カウント平均を2時間以上連続して上回った場合であって、1時間でもカウント平均を下回ればピークを脱出した、と捉えます
図3:G16、2020年12月1日より2023年11月30日
これは減衰なのです!
図4:同期間、G16の24hヒストグラム
図5:G18、2020年12月1日より2023年11月30日
これも微減なのです
図6:同期間、G18の24hヒストグラム
まとめ:
まずは柿岡KAKのグラフアップ、という事でした
大したコメントが出来ません
今後も出来るかどうか、怪しいです
ひとつあるのは、図3と図5に現れるG16とG18最小値トレンドです
どちらも減少傾向で、小さなマイナスが出て来ています
ジャスト0.0はデータ取得ミスだろう、という事で除外しました
しかし、小さなマイナス(-2.5とか)小さなプラス(+5.0とか)を「誤データである」と決めつける根拠は全くありません
従って、小さな正負データはそのままプロットしています
この小さな正負データ数が多くなって来ており、G16とG18の経年変化を追う事は重要であるように思われます
柿岡KAKが取れましたので、女満別MMB、鹿屋KNY、父島CBI、も調べてみたい、と考えています
追記:2023/12/12
その後、調べました
まず女満別MMBですが、2年目から3年目の境で大きくデータがジャンプする所があり、使えません、あと2年経過してジャンプが無くなれば使えると思います
鹿屋KNYですが、10月末までのデータが確定値でした、柿岡KAKは11月末までですので、柿岡KAKと同じ記事にはまとめられません
父島CBIは、確定値が9月末までであり独立記事でまとめました、低緯度の特徴が出ていて面白いです
鹿屋KNYと父島CBIを同じ記事にまとめても面白いかもしれません
以上、お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です