なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

12月度その18:エルニーニョ南方振動ELSOを追うシリーズ ➡ 直近48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョ&ラニーニャの相関グラフを取り、ペルー沖の海面温度マップを取る!

気象庁さんからエルニーニョ監視速報が発表されました(12/11)

 

そこで、エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数との相関を調べる目的で、2019年12月の太陽黒点数から現在(2023年11月)までの黒点数推移とエルニーニョラニーニャ状態の季節(3ヶ月単位)を合わせてグラフ化しています

2019年12月は現在の太陽サイクル25が始まった年月で、1サイクルは一般に11年続く所から、11年もしくは12年間の黒点数推移とエルニーニョラニーニャ状態の観測を続けたい、と考えております

ここでは、ペルー沖の海面温度マップも取っています、現在はエルニーニョなのでペルー沖の海面温度は高温となっています

 

 

お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m

 

 

 

気象庁さんの発表 [気象庁 | エルニーニョ監視速報] によれば:

1.12/11現在、まとめとして

  • 今年の春からエルニーニョ現象が続いている。

  • 今後、冬の間はエルニーニョ現象が続く可能性が高く(90%)、春の間は続く可能性と平常の状態になる可能性が同程度である(50%)。

とのことです

 

 

2.現在の発生確率リスト

図1:5か月移動平均値が各カテゴリー(エルニーニョ現象/平常/ラニーニャ現象)

2024年1月までエルニーニョで確定(100%)、2024年2月と3月も確率90%と70%でエルニーニョ、2024年4月で確率50%エルニーニョに下る予測がされています

 

 

3.太陽黒点数とエルニーニョ/平常/ラニーニャのグラフ

本ブログでは各月毎に太陽黒点数を出し、エルニーニョであるかラニーニャであるかニュートラルであるかを季節単位でグラフ化しており、黒点数と共にグラフをアップします(エルニーニョ・南方振動 - Wikipedia のリストを参照しています

黒点数は [国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測] さんデータです

図2:黒点数vsELSO各状態グラフ

マジェンダが太陽南半球の黒点数、シアンは太陽北半球の黒点数を上乗せしているので黒点数(総数)

その上に高さ15固定で、ブルーがラニーニャ状態の月、オレンジがエルニーニョ状態の月を上乗せしています、平常は何も乗せていません

2019年12月以来平常だった時期は、

2020年6,7,8月と2021年6,7,8月のみです(どちらもサイクル25が始まった第1と第2の夏ですね!)

この図2形式で11年分から12年分のグラフを掲示しよう、という訳です(現在は丁度4年が経過しました)

 

NOAAさんより直近11月までの黒点数観測結果と今後サイクル25の予測を示せば、

図3:NOAAさん太陽黒点観測と予測

黒点数の増加が活発である時に赤道付近で貿易風(東風)が強まり、ペルー沖で海面が東から西に向かって強く移動しペルー沖海底から冷たい海水が上昇し、海面温度が下る(ラニーニャ

これが、黒点数の増加活動が止まった時、ペルー沖の海面温度が上昇しエルニーニョになる、と理解しています

従って、今後黒点数の増加は止まるので、エルニーニョに留まる、という相関があるのでは?と考えています

これは大きく見れば、太陽サイクル前半はラニーニャ、太陽サイクル後半はエルニーニョ、となる事を意味しています、これが本当か?をグラフで確認したい、と考えています

 

 

4.ペルー沖の海面温度マップ

気象庁さん [気象庁 | 海面水温実況図] より、ペルー沖の海面温度マップを取ると、

図4:海面水温実況図(部分) 2023/12/09(JST

ここで、

図5:北緯0°西経90°地点を拡大し、海面温度を目視で観測する

海面温度は25°ラインよりライン1本上なので、25.1°でよいか!

これを2年と1ヶ月でグラフ化すると、

図6:N0W90地点の海面温度の変化

目視による読み取りなので精度が悪い、まぁ25°から26°の間という事ですか

これも10年くらいグラフを取りませんと、トレンドが分からないです!

ですが、まずは2年でスタートです

 

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です!