4月度その10:カナダ・オタワの地磁気振動シリーズ➡地軸の傾きについて確認しておく!
カナダ・オタワの地磁気振動シリーズ➡地軸の傾きについて確認しておく!
カナダ・オタワにおける地磁気の北方振動と西方振動について先月より報告してきました、来月5月からは「カナダ・オタワの地磁気振動シリーズ」として月1回の報告とする予定です
内容的には、オタワ振動の最大値と最小値グラフ、オタワ振動の差分グラフ、オタワ振動の最大値と最小値の観測時刻グラフ、の3回に分けて月1回報告する予定です
そこで、事前の準備段階として地球地軸の傾きについて確認しておこう、とするものです
お付き合い頂ければ幸いです
地球表面の磁場強度マップ2020年:
地表の磁場強度分布図(ESA)、青が弱く赤が強い
2020年の北磁極と南磁極の位置、オタワの位置を示している
2020年の北極側から地磁気強度マップを取れば(IGRF-13)、
東経E360度表示で主要ヶ所の経度を示している
当ブログの磁極逆転モデルを示せば:
1.地球は巨大な1ビット・メモリーであり、内核の鉄単結晶が南北どちらかの極性をロックし双極子磁場(棒磁石)として記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、書き換えは外核液体鉄が上層部では鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態となり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した場合に書き換わる
従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可能で、カオスとしてよい
地磁気データは、気象庁 [地磁気観測所|基礎知識|用語の説明] さんより
地磁気ベクトルのX正方向が北成分、Y正方向が東成分、Z正方向が鉛直成分
地軸とは、 [地軸 - Wikipedia] より:
地球の自転とその地軸を視覚化したアニメーション
地軸とは、地球が自転する際の軸であり、北極点(北緯90°)と南極点(南緯90°)とを結ぶ運動しない直線を指す。
地球の自転軸は、公転軸に対して約23.4度傾いており、公転面に対する角度は約66.6度である。
この際だから北極点の図も見ておこう
NASA:人工衛星テラのMODISから観測した北極点(左上にある丸が北極点)
北緯23.43度走る北回帰線上では、1年に1度、夏至に太陽の南中高度が90度になる。これは地軸の傾きによる。逆に90−23.43の北緯66.57度の北極圏では、夏至に太陽が沈まず(白夜)、冬至に日が昇らない(極夜)。
ここでオタワの位置を確認しよう
オタワは北緯45°なので北極圏66.6°以内には入らない
カナダ北部磁場ピークは北緯62.5°辺りで、北極圏66.6°に少し外れる程度
バイカル湖北部磁場ピークは北緯61.0°辺りで、北極圏66.6°に少し外れる程度
オタワにおける北方振動や西方振動を調べるに当たって、振動に季節性が出ている事から、上記3ヶ所を確認しておきたかった、のである
ちなみに北緯45°は北海道では、稚内市が相当する
まとめ:
カナダ北部ピークポイントとバイカル湖北部ピーク・ポイントは北極圏66.6°に極めて近く、夏は太陽がほとんど沈まない、冬には太陽がほとんど出現しない、季節となる
これは特に、オタワ振動の最大値と最小値観測グラフ、における季節性に関係してくるだろう!
以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました
感謝です