5月度その7:カナダ・ビクトリアVICの地磁気振動を追うシリーズ ➡ ビクトリアVICにおける地磁気の差分年振動を追う!
カナダ・ビクトリアVICの地磁気振動を追うシリーズ ➡ ビクトリアVICにおける地磁気の差分年振動を追う!
オタワにおける地磁気変動、特に日振動を調べていて、日変化として最大値が朝方や夕方に観測される事が分かりました、ここで北方向成分は夕方に、西方向成分は朝方に、観測されており原因は「太陽風が運んで来る凍結磁力線と地球磁力線が接線面で合成されるからではないか」と推定しておりますが、朝方にのみ最大値が観測されるなど非対称な動作が見られ、この原因が分かりません
そこで、観測点を増やして調べる事にしました、場所としてはカナダ・太平洋岸のビクトリアです
北緯48°で北緯45°のオタワとほとんど同じです、東経は237°でオタワの西に位置し、オタワとの時差は3.2時間です
ビクトリア市・ブッチャートガーデンの花火大会:オーロラの下での花火大会、北緯48°まで行くとオーロラが頻繁に見られるのでしょうか
お付き合い頂ければ幸いです
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
朝方と夕方の地球磁力線モデルとは、
地磁気方向定義とは:
図1:ビクトリアにおける北方成分・差分年振動のグラフ
正方向(北方向)で最大値が出ているので、オタワと同じ
図2:ビクトリアにおける東方成分・差分年振動グラフ
オタワと異なり、東方で最大値が観測される、これはカナダ北部の磁場強度ピーク位置がビクトリアより東に位置しているからである、オタワと反対になる
図3:ビクトリアにおける鉛直成分・差分年振動グラフ
ここで、何と、ビクトリアでは鉛直成分についても差分年振動が観測されたのである(オタワでは出なかった)
最小値観測時刻と最大値観測時刻のマップが非常に面白い
まとめ:
今回は報告レベルであり、考察までには至らない!でもオタワと比較できるので面白い
また、オタワとの間にカナダ北部・磁場強度ピークポイントを挟むのも興味深い
イエローナイフ市というのがカナダ北部にあって(北緯62°)、オーロラ観光スポットで有名なようだ、カナダ北部・磁場強度ピークポイントのすぐ近くである
出来ればイエローナイフまで加えて3点測定をしてみたい、と考えています
ですが、オーバフローしてしまうようでしたら止めますが
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です