11月度その18 世界の北方磁場強度シリーズ➡ホノルルの地磁気変動3年間を調べる⬅修正版!
世界の北方磁場強度シリーズ➡ホノルルの地磁気変動3年間を調べる⬅修正版!
ホノルルHONの地磁気変動3年間について、エラーデータ処理に不具合がありました
エラーデータは99999.0が入っているのですが、この処理にミスがありました
ので、地磁気変動3年間についてのみ修正結果グラフを提示致します
ホノルルのダイヤモンドヘッド(By Forest & Kim Starr)
です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
[バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、
南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
ここから本文です
1.ホノルルHONと17Wの磁力線パターンと緯度経度を確認です
図1:17WとHONを通過する磁力線パターンと緯度経度
HON磁力線の高度は400kmであって昼間の電離圏F2層に届く程度です
2.続いてホノルル3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフです
図2:ホノルルHON3年間北方磁場強度変動グラフ
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています
HONでは北方磁場強度が減衰しています
不具合があったグラフでは最大値データが大きく欠けていたのですが、修正後は大きく欠けることはなくなりました
また全体平均26.84μT、差分平均33.96nTと他観測点と似た結果になりました!
このグラフに現れたデータのみを使って24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフをとると、
図3:ホノルルHON最小値最大値の観測時刻カウント分布
最小値ピークを押さえて、最大値ピークがUT0時台に出現しています、これはHONで13.5時台となります
3.GOES-17WとHONの準リアルタイム波形3日間グラフです
この記述は前のままで、変更ありません
観測時間は、UT2021年11月2日05:53〜11月5日05:52までの3日間72時間です
図4:HONとGOES-17W波形グラフ3日間
HONの場合はレンジ400nT以内に余裕で2波形が収まります
これを見る限り平穏時も磁気圏嵐も含めて、17WとHONは同相であるように思えます
磁力線がバンアレン帯や電離圏を通過しないと同相になる、通過すると逆相になる、が本ブログの見解です(現時点において)
HONと17Wの時差は、1.4時間です
まとめ:
1.ホノルルHONのエラーデータ処理に誤りがあった訳で、他観測点、特にデータ欠損が見えたグアムGUAとサンファンSJGも取り直す必要があります
しかし分単位データの3年間分ダウンロードはかなり重く、12月度の報告ですべて取り直した結果を報告致します
2.ここでは最大値と最小値の発生時間分布である図3の数値化に入ります、このままホノルルHONデータでやります
3.しかし、その前に各観測点の北方磁場強度平均と差分平均をまとめたグラフにおいてホノルルHONを修正したグラフを続いてアップ致します
以上、お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です