なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

11月度その20 世界の北方磁場強度シリーズ➡ホノルルの地磁気変動3年間を調べる⬅再度の修正版です⬅追記あり!

世界の北方磁場強度シリーズ➡ホノルルの地磁気変動3年間を調べる⬅再度の修正版です⬅追記あり

 

ホノルルHONの地磁気変動3年間について、エラーデータ処理にまたまた不具合がありました

ホノルルHONの地磁気変動3年グラフを取り直しました

また最大値最小値_時間別カウントグラフも取り直し、ピーク値レシオなる数値を導入しました

平均磁場と差分平均に大きな違いは出ませんでしたが、世界まとめマップも取り直しています

 

ホノルルのダイヤモンドヘッド(By Forest & Kim Starr)

Starr 070402-6230 Prosopis pallida.jpg

です

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です

地表の磁場強度マップ2020年

ESAより地球全体を示せば、

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当ブログの磁極逆転モデルは:

1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している

2.この1ビット・メモリー書き換え可能外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる

[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:

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3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである

 

地磁気方向定義とは

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電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより

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上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina

電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より

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[バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、

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南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています

 

 

ここから本文です

1.ホノルルHONと17Wの磁力線パターンと緯度経度を確認です

このグラフに変更はありません

図1:17WとHONを通過する磁力線パターンと緯度経度

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HON磁力線の高度は400kmであって昼間の電離圏F2層に届く程度です

 

2.続いてホノルル3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフです

図2:ホノルルHON3年間北方磁場強度変動グラフ

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Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています

ホノルルHONでは北方磁場強度が減衰しています

データは分単位でエラーデータには99999.0が入っているのですが、1日のうち1分でも99999.0が入っていた場合はその日の最大値最小値の観測をスキップさせる処理に変更していす

 

このグラフに現れたデータのみを使って24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフをとると、

追記:2021/11/19 04:00

宇宙の徒然を語るブロガー「まさき りお(id:ballooon)」さんからコメントで:

ピーク値レシオ=2.27←この数字はどういう意味なのですか?

なるご指摘を頂き、説明がグラフ上で足りなかったので、図3にピーク数値を追加しました、観測された現地時間LTも追加しました

追記終わり

図3:ホノルルHON最小値最大値の観測時刻カウント分布

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最小値ピークを押さえて、最大値ピークがUT0時台に出現しています、これはホノルルHONで13.5時台となります

ピーク値レシオなる数値を導入しました、ホノルルHONの例で言いますと、最大値ピークカウント/最小値ピークカウント、で極性マジェンダ(ピークは最大値側を意味する)となります

 

3.GOES-17WとHONの準リアルタイム波形3日間グラフです

この記述は前のままで、変更ありません

観測時間は、UT2021年11月2日05:53〜11月5日05:52までの3日間72時間です

図4:HONとGOES-17W波形グラフ3日間

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HONの場合はレンジ400nT以内に余裕で2波形が収まります

これを見る限り平穏時も磁気圏嵐も含めて、17WとHONは同相であるように思えます

磁力線がバンアレン帯電離圏を通過しないと同相になる、通過すると逆相になる、が本ブログの見解です(現時点において)

HONと17Wの時差は、1.4時間です

 

 

4.磁場強度平均と差分平均の世界まとめマップです

図5:緯度サイドビュー

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ホノルルHONに大きな変更はありませんでした

 

図6:経度サイドビュー

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ホノルルHONに大きな変更はありませんでした

 

 

まとめ:

1.何度もアップし直して申し訳ありませんでした

エラーデータの処理というのがナカナカ、でした!

1日のうち1分でもエラーデータがあれば、その日の最大値最小値は取らない、としました

2.最大値最小値_時刻別カウントグラフにピーク値レシオが導入できたのが前進でした

12月度はピーク値レシオで世界まとめマップを挙げます

 

 

 

以上、お付き合い頂き誠にありがとう御座いました

感謝です