6月度その23 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 世界まとめマップ・CyMaマップを作る!
世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 世界まとめマップ・CyMaマップを作る!
北方磁場強度測定、世界まとめ「CyMaマップ」の作成です
今回はトポロジー対応させるのは止めて、抽象化をより進めたCyMaマップなるものを作成し、全14観測点を一枚のグラフに表示しグループ化しました
以下、ご説明です
お付き合い頂ければ幸いです
ここから本文です
1.全観測点のまとめマップです
14観測点でまとめるべきグラフをアップします
図1:世界観測点マップ
中央横の緑ドットラインが、磁気赤道_2021です
図2:各観測点の磁気赤道上の磁力線高度マップ
陽子ベルト・電子ベルトの幅500kmは私の推測で変更の可能性大です(恐らくこれはもっと狭いです)
図3:平均部分と変動部分の分布
北方成分Xのスタティック部分(変動部分でなく)は赤道で強く極地で弱いのですが、全磁力Fは反対で赤道で弱く極地で強い事に注意
図4:最大ピーク(第1ピーク)観測時間帯、LT表示
全体を見通すマップでは、この図4が最も重要です
これは第1ピークのみを表示していますが、抽象度を上げて各観測点の全ピーク位置を示したのがCyMaマップです
2.まず、緯度別のグラフを再度上げます
図5:低緯度4観測点のまとめ
上から、
HON ➡ Macy
SJG ➡ Macy
GUA ➡ Macy
KOU ➡ Macy
図6:中緯度その1の4観測点
上から、
OTT ➡ maCyma
FRD ➡ maCyma
TUC ➡ maCymamacy
BSL ➡ maCymacy
図7:中緯度その2の3観測点
上から、
CLF ➡ maCyma
KAK ➡ maCyma
CNB ➡ maCyma
図8:中高緯度の3観測点
上から、
CMO ➡ cycyMa
MEA ➡ cyCyma
VIC ➡ Cymama
3.上記図5〜8の抽象度を上げてCyMaマップを作る
最大の第1ピークがCyまたがMaで示され、他の弱いピークはcyまたはmaで表示されます
図9:CyMaマップ
ここからグループを抽出しますと:
maCymaグループ➡CLF,OTT,FRD,KAK,CNB:5観測点
Macyグループ ➡HON,SJG,GUA,KOU:4観測点
cycyMaグループ ➡CMO
cyCymaグループ ➡MEA
Cymamaグループ➡VIC
maCymamacyグループ➡TUC
maCymacyグループ ➡BSL
となります
最大ピークを無視すれば、CMOとMEAは同じcycymaとなりますが、ひとまず区別し
て続けます
図9でY軸は、観測点緯度の絶対値を相対並びにて表示しています、CNBはTUCとKAKの間に来ます
考察:
1.図9のCyMaマップを出してみると、図5−8はもはや必要ないと思われるので、来月からはこれらスキップしてCyMaマップに移ります
2.代表的なグループは、5観測点のmaCymaグループと4観測点のMacyグループになりましたので、今後の考察はこのグループを中心に進めます
他の観測点は1例のみであり、ひちまず考察対象から外します(観測報告は続けます)
3.私はVICは代表的な中緯度パターンである、と思っておりましたが、違っていました
図10:
これだけ綺麗な分布を出しているのだから、当然代表格である、と思い込んでいたのです
でも、違いました!
4.図9にてシアンゼロ時間帯とマジェンダゼロ時間帯は来月から表示します
何とか記事アップが6月30日に間に合ってよかったです!
来月もよろしくお願い致します m(_ _)m
コメントバック:
Rio同志(id:ballooon)!
暑い中、コメントありがとう御座います、感謝です
>中緯度のその2にシャンポン、柿岡、キャンベラを持ってきて初めて気がつきました!!!
>オタワとフレデリックと同じだったとはびっくりですね?
確かにビックリでした!
図9のX軸はLT0時台で切断したサイクル24時間の横軸なのですが、サイクル24時間のままで考えればVICもmaCymaにはなりますが、ここはLT0時台で切断する現方式のまま考察を進めます
図9から、LT0時台〜LT4時台には全世界で全くmaなりMaは観測されない空白領域である事、が分かります
最速で観測されるのはOTTのmaです➡これは恐らくOTTのオゾン濃度が高いためだろう、と思います、調べます
>面白いですね~(*^^)
全くです、自然は我々に一体何を語りかけようとしているのでしょうか?⬅と、カッコ付けたセリフを付ける
以上でした
コメバック終わり
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!