7月度その19 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 定量分析に向けてオゾン全量世界マップを取る!
世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 定量分析に向けてオゾン全量世界マップを取る!
世界各観測点における北方磁場強度測定にて世界まとめマップが終わり、定量分析に向けてデータを取り始めています
まずは低緯度解析を行いますのでオゾン全量の世界マップをデータ化する必要があります
今回はそのご報告です
お付き合い頂ければ幸いです
ここから本文です
まず、気象庁さん [気象庁 | 月平均オゾン全量の世界分布図] よりオゾン全量の世界マップです
図1:2022年5月のオゾン全量世界分布図(気象庁)
とあり、2ヶ月前のデータがまとめられてアップされますので、現時点では5月データが最新となります、これは月平均マップです
しかし、これはデータそのものが公開されている訳ではないので(またOMIやらOMPSデータとかは分からないので)、このマップから数値を読み取って再度マップ化したものが図2です
再マップは緯度経度30°ピッチ格子でデータを読み取って作成しています
図2:オゾン全量世界マップ(緯度経度30°ピッチ格子)
これでデータ化出来ました!
色は図1の色に大体合わせてあり、レンジを示しています
例えば、● は 280 >= オゾン全量 >= 251 に該当します
具体的な数値は ● の中に出ています
これからの作業:
これからの作業が大変でして、
1.図2は月平均であり、私が欲しいのは1日の時間単位の変化であり、図2の結果からエイヤァ〜っと時間単位の変動データを起こす必要があります
2.赤道付近でオゾンは発生し、ブリューワ・ドブソン循環により高緯度へ運ばれますから、流体力学方程式を立てる必要があります
赤道付近のオゾンは発生後直ちに高緯度へ運ばれますのでオゾン全量は最も低い値となって安定し、蓄積された高緯度では一定の割合でオゾンは酸素に分解され消滅しますので溜まり続ける事はなく一定の値で安定します ⬅ これで安定状態となって月平均を取ったのが図2である、と解釈して1日の時間変動を作成するのです
3.かなり大変で時間がかかりますが、やってみましょう!
しかし、これはホントに暇でないと出来ない技、ですねぇ〜?
所で図1でオゾン全量最低値が赤道より下に5°ほど下がった場所にあるのは気になる所です
6ヶ月前の2021年11月のデータでは、
図3:2021年11月のオゾン全量世界分布図(気象庁)
と、赤道より少し上に来ていますのでまぁこれは季節変動である、でしょう
コメントバック:
Rio同志(id:ballooon)!
お忙しい中コメントありがとう御座います、感謝なのです
>色と位置をガン見して作ったのですか?
そうです、他に考え付きませんでしたです!
テキトーにデータを拾って、一度見直して、それでオシマイ
間違えたらそうするかって?そんな事を気にしていたらこの世界前に進めません!
でも時間のかかる作業はこれからで、流体方程式を作らないとイケマセン
その際、重要となって来るのが赤道で発生したオゾンの中高緯度への移動速度です
以前考えたように1000km/h程度から500km/h程度で作ってみよう、と考えています
中高緯度でのオゾンto酸素への分解速度は調べれば出ていると思っていますが、無ければテキトーに決めます
あ、でも時間はかかりますよ〜!
以上でしたです
コメバック終わり
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!