12月度その14 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ VICと黒点の2021年11月挙動を追ってみる!
北方磁場強度_変動と太陽黒点数_変動の相関を追っています
ここで2021年11月にVIC,OTT,KAKの磁場強度_最小値が鋭く下がっており、黒点数も少なくなっている状況が確認できています
そこで、まだ気象庁さんのエルニーニョ速報は出ないので、特に反応の激しいVICについて2021年11月の挙動を詳細に追ってみました
お付き合い頂ければ幸いです
暫定版で流しているのでタイトルにNAが出ます
図1:VIC3年間の磁場強度変化は、
であって、2021年11月に最小値シアンが17800nT辺りに付けています
図2:VIC磁場最大最小と黒点数最大と最小の関係は、
となり、ここで2021年11月にVIC最小値は鋭くダウンシュートし、その時の黒点数は急減している事が分かります
そこで2021年11月に絞ってX軸を分単位で表示するように精度を上げたグラフを作成しました
磁場強度は分単位のデータですので、これが最大精度です
図3:2021年11月一月の磁場強度と黒点数(X軸は分単位)
2021年11月4日に磁場は鋭くダウンシュートしている事が分かりました
ですが、黒点数はすこし下げているだけでした
地球磁場は、太陽コロナ質量放出(CME)や太陽フレアの影響を受けて増減するのですが、黒点数の増減だけではこれらCME等の発生を直接関連付けられない、という事だと思います
そこで動作確認のため、11月3-5日の3日間について拡大してみました
図4:2021年11月3-5日
う〜む、これ典型的な磁気嵐時の地上観測点の動作なのでしょうか?
[地磁気観測所|基礎知識|磁気嵐] によれば、
図5:初相/主相/回復相に分かれる磁気嵐による地磁気変化
なのですが、VIC_図4が磁気嵐時の応答_図5に相当するのでしょか?
コメントバック:
リオ同志(id:ballooon)!
コメントありがとう御座います、感謝なのです
>1日の出来事だった
ですね〜
>となると磁気嵐
[磁気嵐とは - コトバンク] によれば「全体の継続時間は1~2日間である。」とありますので、時間スケールは合っています
図5の波形は図4を説明している、として良いのでしょうか?
>赤道付近は磁気嵐の影響はあまり受けない
はい
>だからクールーはないのでしょうか・・
もう少し調べます
磁気嵐であったとして、図2によれば3年に一度の大きな磁気嵐であった、という事になります
3年に一度の磁気嵐クラスでも、赤道直下の観測点KOUでは乱れが観測されないのでしょうか?
疑問は尽きないですね〜
でも、来週からエルニーニョに入りそれからオゾン全量解析、と続きます
以上でした
コメバック終わり
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です