４月度その３４　世界の北方磁場強度シリーズ ➡ GOESの波形がとんでもない事になっていた！

GOES16と18の波形がとんでもない事になっていました！

⬇ これです

図１：G16とG18：Apr20-Apr25までの6日間波形（NOAA）

NOAAさんのグラフではY軸にスケールが出ないのです

しかしダウンロードするデータの値は絶対値で入っていて、３年間の最大値最小値（日単位）の変化推移グラフでは、

図２：日単位最大値最小値グラフ（GOES_G18）

のように、これはいずれ最小値はマイナスになるだろう、という事を予測しておりました

それが図１でいよいよマイナスになったか？という事で、G16とG18の３日間（Apr23_Apr25）の絶対値グラフを取ってみました

図３：GOES絶対値グラフ３日間（Apr23_Apr25UT）

やはりApr23UTに、GOES高度で北方磁場強度はマイナス領域に入り込んでいました！

これは大変な話でして（と、私は思っている）：

１．地球磁力線_北方成分の方向はN極(南極)からS極(北極)へ向かう方向を正としている

２．現在、地球磁力線の北方成分は地上観測にて大きく正である（OTT,FRD,KOU,KAKの観測データを見よ！）

３．しかし高度35万kmのGOESレベルでは、北方磁場強度は弱まって来ておりドンドンと０に近づいている（図２）

そして最小値を見ればマイナスが観測され始めた（図３）

４．北方磁場強度がマイナスになるとは、地磁気が逆転した事を意味する！

いずれ地上観測で地磁気は逆転するだろうけど（何万年後か何十万年後か）、それは高度35万kmのGOES高度にて最初に観測され始める、という事である

４月の記事アップはもうオシマイなどと申しましたが、これはちょっと報告しなければ、という事で、大変お騒がせ致しました

コメントバック

リオ同志(id:ballooon)！

コメントありがとう御座います、感謝です

＞あーとうとう逆転しましたかΣ(ﾟ口ﾟ;)//

はい、私が気が付かなかっただけで既に逆転現象は発生していたのだろう、と思います

ただ逆転と申しましても太陽活動に助けられての逆転、と考えています

これはWiki太陽活動周期から取った図ですが、青はマイナス磁場ですので磁力線が吸い込まれる領域、黄色がプラス磁場ですので磁力線が湧き出す領域で、2023年現在太陽磁力線は北極から南極に向かう（地球磁力線とは反対）方向です

従って太陽磁力線は地球磁力線を弱める方向に働きますので磁気嵐等の理由で太陽磁力線が強まるとGOES高度レベルでは地球磁力線がマイナスに振れるのだ、と考えています

＞オーロラがイングランドやスコットランドで観測された日ですね？

知りませんでした、リンク先を拝見致しました、ありがとう御座います

＞K-indexも磁気嵐を示してます

磁気嵐があったようですね？K-Indexのグラフをありがとう御座います

これ、次の記事で論じております

以上です

コメバック終わり

以上、お付き合い頂きありがとう御座いました

感謝です！

なぜ地球磁極は逆転するのか？