6月度その8:北方磁場強度シリーズ ➡ まとめマップを作成する!
カナダ各観測点における北方磁場強度シリーズで、まとめマップの報告です
まとめは、カナダ観測点4点(OTT/SNK/IQA/RES)となります
スペクトルに関しましては、未だまとめ段階ではなくスキップです
お付き合い頂ければ幸いです
1.各種世界マップ
図1:世界観測点マップ
図2:各観測点の磁気赤道上の磁力線高度マップ
SNKより高緯度においてバンアレン内帯は存在しない、と思われます(この図は極端に簡素化しています)
オゾン層は北極を含む高緯度で、大量に存在しています
高緯度における電離圏はオーロラ帯を含めて、現在調査中です
2.3年間最大値最小値測定から、まとめマップ
図3:3年間_X成分の平均値と差分平均値のマップ3月報告
SNKとIQAでは変動部分が極めて大きくなり(要するにバラつきが大となり)差分平均が大となります
それに対し、OTTとRESではバラつきが比較的小さくなっています
一方、全体平均は高緯度ほど小さくなりますが、これは北方成分Xに絞って観測しているからであり、全磁力Fで測定すれば異なる結果になるはずです
図4:3年間_第1ピーク観測時刻LT統計結果のマップ6月報告
第1ピークのみでなく、全ピークに着眼した分布(但し全体を見る為に抽象化した)が次に示すCyMaマップです
図5:今月(6月)のCyMaマップ
▲がシアンゼロ時間帯、▲がマジェンダゼロ時間帯です
まとめ
図4と図5で、何故IQAとSNKのマジェンタピークがLT15時からLT19時に分布し、OTTとRESのシアンピークはLT11時からLT12時に戻るのか?はポイントでしょう
通常、シアンピークはLT11時頃に出現していますのでOTTとRESは通例に従っています
赤道直下のクールーKOUはたったひとつの第1ピークがマジェンタ観測点でしたが、やはりLT11頃に出現しています
何故、IQAとSNKはLT15時からLT19時頃にズレるのでしょうか?という疑問です
コメントバック
リオ同志(id:ballooon)!
コメントありがとう御座います、感謝です
>夜なのでオーロラが関係?
LT15時からLT19時に分布は、赤道上空で発生したオゾンが数時間で高緯度に到達している、可能性があります
但し、LT15時とLT19時の4時間差は開きすぎている
ここをもう少し考察する必要があります
>波形は小刻みで上下が激しい→それで72h?
違います、小刻みですと数h振動になります
3日間全体でゆっくりうねると72h振動になります
確かにもう少し慣れませんと考察も進みません
以上でした
コメバック終わり
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です