なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

8月度その10:エルニーニョ南方振動ELSOを追うシリーズ ➡ 直近48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョ&ラニーニャの相関グラフを取り、ペルー沖の海面温度マップとオゾン全量マップを取る!

気象庁さんからエルニーニョ監視速報が発表されました(8/10)

 

そこで、エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数との相関を調べる目的で、2023年7月の太陽黒点数データからさかのぼること過去48ヶ月間とエルニーニョラニーニャ状態の季節(3ヶ月単位)を合わせてグラフ化しました

ペルー沖の海面温度マップも取っています、現在はエルニーニョなのでペルー沖の海面温度は高温となっています

加えて、赤道海面からの上昇気流がもたらすオゾン分布(高緯度に高速移動する)に興味があり、月平均オゾン全量マップも取っています

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

気象庁さんの発表 [気象庁 | エルニーニョ監視速報] によれば:

1.8/10現在、まとめとして

とのことです

 

 

2.現在の発生確率リスト

図1:5か月移動平均値が各カテゴリー(エルニーニョ現象/平常/ラニーニャ現象)

何と、2023年6,7,8,9,10月までエルニーニョで確定または確実予測、

11,12月も確率90%でエルニーニョが予測されています

 

 

3.太陽黒点数とエルニーニョ/平常/ラニーニャのグラフ

本ブログでは各月毎に太陽黒点数を出し、エルニーニョであるかラニーニャであるかニュートラルであるかを季節単位でグラフ化しており、黒点数と共にグラフをアップします

エルニーニョラニーニャ・過去データは [エルニーニョ・南方振動 - Wikipedia] を参照しています

黒点数は [国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測] さんデータです

図2:黒点数vsELSO各状態グラフ

マジェンダが太陽南半球の黒点数、シアンは太陽北半球の黒点数、で横軸は年月

その上に高さ5固定で、ブルーがラニーニャ状態の月、オレンジがエルニーニョ状態の月を上乗せしています、平常は何も乗せていません

 

NOAAさんより直近7月までの黒点数観測結果と今後サイクル25の予測を示せば、

図3:NOAAさん太陽黒点観測と予測

であって、黒点活動7月は6月と同程度で活動は活発(但し増加は停滞)、エルニーニョ状態には4月よりなっています

黒点数の増加が活発である時に赤道付近で貿易風(東風)が強まり、ペルー沖で海面が東から西に向かって強く移動しペルー沖海底から冷たい海水が上昇し、海面温度が下る(ラニーニャ

これが、黒点数の増加活動が止まった時、ペルー沖の海面温度が上昇しエルニーニョになる、と理解しています

 

 

4.ペルー沖の海面温度マップと平均オゾン全量マップ

気象庁さん [気象庁 | 海面水温実況図] より、ペルー沖の海面温度マップを取ると、

図4:海面水温実況図(部分) 2023/8/9(JST

ペルー赤道沖緯度0°の海面水温は約25°前後と見られます

エルニーニョになるのは25°前後になる、との理解で良いのでしょうか

 

気象庁 [気象庁 | 月平均オゾン全量の世界分布図] さんより2023年6月(これが最新)の平均オゾン全量マップを示すと、

図5:2023年6月の平均オゾン全量マップ(m atm-cm)

6月、北半球高緯度におけるオゾン全量は大きく減少しました

5月のオゾン全量は、

図6:2023年5月の平均オゾン全量マップ(m atm-cm)

但し、ペルー沖赤道上でのオゾン全量には大きな変化はありません

オゾン全量の数値を目視ではなくデータから読み取れないか、検討してみます!(これが出来るとペルー沖海面温度にも適用できます!)

 

 

コメントバック

Rio同志(id:ballooon)!

暑い中でのコメント、ありがとう御座います、感謝なのです

 

エルニーニョ、続きそうですね?

ですね〜!

>日本の周りも海水温高そうです(;・∀・)

確かに、、、台風が発生しやすい訳ですね?

 

今、pngファイルをダンプして数値を読み取ろうとしています

オゾン全量ファイルから始めています

けっこう大変な作業で、なかなか進みませんが、出来上がればオゾン全量や海面温度が数値で読み取れますので、大いに期待しています

この数値読み取りをしませんと、次に進めない状態ですね

 

以上でした

コメバック終わり

 

 

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です!