なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

8月度その11:オゾン全量シリーズ:北半球高緯度カナダのオゾン全量を追う!

オゾン全量シリーズと名付けた新しいシリーズを始めます

北半球高緯度のカナダにおいては、オゾン全量が冬場に極めて多くなる

これが冬場にオーロラが多発する直接的な原因である、が本ブログのモデルなのです

そこで、これを検証するために、まずは毎月のオゾン全量データを取ろう、という事です

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

元のデータは気象庁さんのこれです 気象庁 | 月平均オゾン全量の世界分布図

図1:2023年6月の月平均オゾン全量・世界マップ

この画像ファイルは、pngなのです

そこでpngを読み込んで、カナダ高緯度におけるオゾン全量数値をダンプしようと思いましたが、複雑で諦めました(pngは圧縮が掛かっており、これを解凍するのが大変!)

そこでこのpngをpdfに変換しpdfで数値を知ろう、と思い、pdfアナライザを探しましたがLinuxではなかなか良いのは見つからず、これも諦めました

 

そこで結論として、上図1よりカナダ北部2点に絞って、目視により数値を読み取る事と致しました、カナダ北部2点とは、北緯60°西経60°と北緯60°西経90°の2点です

図1の例で、数値を読み取りますと、2点におけるオゾン全量は:

北緯60°西経60°:(370+340)/2 = 355 黄色なので

北緯60°西経90°:(340+310)/2 = 325 緑色なので

となります

 

これを2023年2月から6月までグラフ化したものが、

図2:カナダ2点のオゾン全量の変化

こうなります

1月は高緯度データが入っていなかったので、2月からとしました

北半球高緯度冬場のオゾン全量は非常に多いのですが、それが春から夏になると急激に減少する(線形に減少する!)様子が分かります

図2のグラフから減少率は2月から6月の4ヶ月で、31.25[m atom-cm]/月 である事が分かります

何故、オゾン全量は北半球冬場に多いのでしょうか?そして、こうも綺麗に春から夏にかけて線形減少するのでしょうか?

その辺りを、これから追ってゆく事になります

 

 

コメントバック

Rio同志(id:ballooon)!

お忙しい中でのコメント、誠にありがとう御座います、感謝です

 

>2月は濃いオレンジだったのですか・・
>春-夏でだいぶ減少するのですね?

そうなんです、私もグラフを取ってみて、

ここまで綺麗な線形減少をしているとは、、、と驚いた次第です

>秋はどうなるんでしょうか・・

そこですね、いずれ秋口から冬にかけて北半球高緯度のオゾン全量は上昇して来る、と考えています

このオゾン全量シリーズはエルニーニョ・シリーズから独立させ、エルニーニョの後でアップする予定です

興味深いのは、エルニーニョの時に北半球高緯度におけるオゾン全量は、平常・ラニーニャ時と比べて多くなるのか?です

2−3年程度観測を続ける必要がありますが、エルニーニョ/平常/ラニーニャグラフとオゾン全量グラフを、付き合わせれば分かる事です

 

あと、ペルー沖の海面温度グラフをどう取るか?があります

ペルー沖の海面温度も目視による観測でよい、と考えていますが、

詳細は来月9月のエルニーニョ・シリーズの際にアップ致します

尚、ペルー沖海面温度マップはアーカイブがありませんので、9月からコツコツをデータ溜めてグラフ化する事となります

 

まとめですが:

エルニーニョ・シリーズには、ペルー沖海面温度グラフを追加し、オゾン全量に関する内容は削除する

新規にオゾン全量シリーズを立ち上げ、カナダ2点の時系列変化グラフをアップし、最終的にはエルニーニョ時にオゾン全量が増えるのかどうか?を識別する

尚、オゾン全量シリーズには何故北半球高緯度でオゾン全量がこうも多いのか?どの程度のスピードで赤道から高緯度へオゾンは移動しているのか?を抑える目的もあります

という事です

 

以上です

コメバック終わり

 

 

 

以上、お付き合い頂きまして、ありがとう御座いました

感謝です!