11月度その20:番外編シリーズ ➡ 775年に、太陽系で何があった?!
Wikipediaを見ていたら、
775年の宇宙線飛来 - Wikipedia なる面白記事を見つけたので、
簡単に、ご紹介です
お付き合い頂ければ幸いです
775年の宇宙線飛来とは:
西暦774年または775年に宇宙線が大量に飛来した事象。各地で、放射性炭素年代測定に用いられる14C濃度にスパイク状の上昇が見られることがその大きな証拠であり、他の年代に起こった事象も含め14Cスパイクとも呼ばれる。
だそうです、知りませんでした!
発見:
2012年に名古屋大学太陽地球環境研究所の研究チームが屋久杉の年輪を検査した結果、西暦775年にあたる年輪から炭素14やベリリウム10などの放射性物質の割合が過去3000年間の間に最も高くなることを発見した。これらの放射性物質は宇宙から降り注ぐ宇宙線 が大気中の窒素(N)と衝突して生じる。
この研究結果は2012年6月にNatureに掲載されたそうです
また、ドイツの老木の年輪や南極の氷からも同じ頃、放射性物質が急増していることが判明しているそうです
記録:
世界中の記録を調べてみると、イギリスには:
とか、ドイツにある修道書には、
「西暦776年に、教会の上を燃え盛る2枚の楯が動いていくのを目撃した」という記述がある。
中国(唐)の天体観測を記録した『新唐書』には、
「西暦767年の7月頃に、太陽の脇に青色と赤色をした気が現れた」と記されている。
同時期の日本の記録では、
『続日本紀』の神護景雲元年(767年)8月癸巳の日に改元の理由として「今年の6月16日申時(午後4時頃)に東南のすみにあたりて、いと奇く異に麗き雲七色相交て立登てあり」とする。
また、宝亀3年(772年)の6月乙丑の日には、
「虹有り。日を繞る」とあり、3日後の戊辰の日には「往往に京師に隕石あり」
と記録されているそうです
屋久島3000年の杉年輪から放射性元素の異常値を見つけるのも凄いですけど、私にはイギリスの「アングロサクソン年代記」やドイツ修道院書物や、中国唐の時代の書物や、日本で名も聞いたことのない(私は)書物の中から775年頃の天体異常事象を見つける事も負けず劣らず凄い、と思います
考えられる原因:
宇宙線の割合や先述の文献の記述から以下の3つの説が考えられているそうです
1.太陽活動説
太陽フレアという事は、コロナ質量放出(CME)も含むのでしょうね
2.超新星爆発説
なるほど〜
しかし、この場合、超新星残骸が見つからないという疑問点が残る。
なるほど〜
3.ガンマ線バースト説
天文学の分野で知られている中で最も光度の高い物理現象であるガンマ線バーストが銀河系で発生し、それによって発生した宇宙線が原因であるという説。
ふむ〜、しかし、
ガンマ線バーストは1つの銀河では数万年から数千万年に1度しか発生しない非常に珍しい現象であり、それが775年頃に我々の銀河系内で起きたとは考えにくい。
なるほど〜
いや〜、しかし、Wikipediaって本当に面白いですね?
皆様も、是非、分からない事があったら検索・探索してみて下さい
発見する喜びというか、楽しみというか、出会いが必ずありますから!
コメントバック
リオ同志(id:ballooon)!
コメントありがとう御座います、感謝!
>赤い光と青白い?または黄色がかった色があったのかな~?
これって地球全天に渡る(少なくとも中緯度日本まで届く)
巨大オーロラじゃないですかね?
するとやはり巨大太陽フレアー爆発か巨大CME?
>超新星爆発とその残骸を連想しましたが、1500年前となるとやはり今も残っているだろうし、違うんでしょうね?
違うんでしょうね?
>私もヘビーユーザーです(^^;)
そうでしたか!
流石、です
以上でした
コメバック終わり
お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です