5月度その13:地球磁極の不思議シリーズ ➡ NOAAさんより5月の地球磁気圏プラズマ状態を知り、次を知る!
地球磁極の不思議シリーズ ➡NOAAさんより5月の地球磁気圏プラズマ状態を知り、次を知る!
NOAAさんのサイトより5月の地球磁気圏の様子を見て、考えてみます
お付き合い頂ければ幸いです
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
朝方と夕方の地球磁力線モデルとは、
地磁気方向定義とは:
NOAAさんの動画サイト:
[Geospace Magnetosphere Movies | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center]
より画像を貼り付けます(動画をご覧になりたい方は直接ご参照下さい)
地球磁気圏プラズマ状態について、3パラメータ(速度・密度・圧力)に関して、2021-05-13 16:36:00 における画像より数分おきに順次アップ致します
速度:
左の図は赤道でカットし地球を上から見た図、上にDawnとあるのは夜明け、下にDuskとあるのは夕暮れ、右の図は地球を横から見た図、上が北、下が南(以下、同様)
どちらもY(Re)軸は地球位置がゼロで上が正、下が負、X(Re)軸は左が正で右が負である事に注意、Reは相対Relativeの意味(以下同様)
X方向の速度Vx(km/s)を示している
図では青緑の小さな領域が見えるが約500km/s程度の正である、という事はこの狭い領域でプラズマは左へ向かっている、という事である、正にここはプラズマシート領域で、磁力線は地球に向かって収縮している領域である
黄色から白の部分は速度0km/sである、という事はこの領域でプラズマはほとんど静止している、という事である
オレンジの部分は速度マイナス約600km/s程度の負である、という事はこの領域でプラズマは右へ向かって吹いている、という事である
密度:
密度はp/cm3であり、1cm体積当りのparticle(プラズマ粒子、電子または陽子)数を言っているのだが、白はゼロである
左の図を見れば、地球の朝方(上)と夕方(下)のプラズマ密度が高い事が分かる
これは朝方と夕方にプラズマ粒子によって運ばれて来た凍結磁力線が、磁気リコネを起こして地球磁力線に吸収される確度の高い領域である、といえる
朝方や夕方に磁場強度が高くなる事を示している!
圧力:
密度ゼロの領域は圧力もゼロとなる
これはバンアレン帯であるように思えてならない!
地球磁場強度が朝方と夕方に強くなるのは、バンアレン帯が朝方と夕方に張り出していて(ここは電子密度が高い!)、そこで太陽風が運んで来た凍結磁力線と地球磁力線とが磁気リコネを起こしやすいから、なのだろうか?
太陽風と電子密度の高い領域と地球磁力線と、この3者の関係を考えてみる必要があるだろう
NASAの動画はド派手であり面白く分かりやすいのだが、NOAA動画は実測値にもとずくものであり、迫力がある
落ち着いてNOAA画像を入れば、何でも分かってしまいそうな気がします!
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です