なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

10月度その15 世界の北方磁場強度シリーズ➡クールー・ホノルル・グアム最大値_観測時刻のグラフをまとめる!

世界の北方磁場強度シリーズ➡クールー・ホノルル・グアム最大値_観測時刻のグラフをまとめる!

 

低緯度グループの特徴は、最大値が最小値よりも強いピーク特性を示し、かつ、10:30〜12:30LTに分布している事です

最大値観測グラフをまとめましたので、ご報告です

観測地点の順番は太陽が昇る順にしています

 

クールー水星探査機発射とホノルルマラソンとグアム風景、

水星探査機:日欧で低負担実現 初の大規模協力 | 毎日新聞 ホノルルマラソン・バーチャル・ビーチフェス | JALホノルルマラソン2020 グアムの海を堪能!WESTIN RESORT GUAM | non-no Web|ファッション&美容&モデル情報を毎日お届け!

です

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です

地表の磁場強度マップ2020年

ESAより地球全体を示せば、

f:id:yoshihide-sugiura:20210826182214p:plain

IGRF-13より北極サイドを示せば、

f:id:yoshihide-sugiura:20210826182616p:plain

 

当ブログの磁極逆転モデルは:

1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している

2.この1ビット・メモリー書き換え可能外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる

[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:

f:id:yoshihide-sugiura:20210407061301p:plain

3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである

 

当ブログの磁気圏モデルは:

f:id:yoshihide-sugiura:20210422175415p:plain

 

極地電離圏における磁力線形状として:

f:id:yoshihide-sugiura:20210525070739p:plain

 

地磁気方向定義とは

f:id:yoshihide-sugiura:20210423042502p:plain

 

電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより

f:id:yoshihide-sugiura:20210827173546p:plain

上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina

電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より

f:id:yoshihide-sugiura:20210907163716p:plain

 

 

 

ここから本文です

KOU/HON/GUAデータはINTERMAGNETサイト [Data Download] よりダウンロードしています

[INTERMAGNET] さんは、地磁気データを提供するサイトだそうで、感謝です!

 

 

クールーKOU(北緯5度)の北方磁場強度最小値と最大値3年間です

図1:最小値と最大値3年間

f:id:yoshihide-sugiura:20211014220708p:plain

 

クールーKOU(西経53度)の北方磁場強度最小値と最大値の時刻別カウントです

図2:最小値と最大値の時刻別カウント

f:id:yoshihide-sugiura:20211014221444p:plain

KOU西経53度はグリニッジとの時差約20.5時間で、

LT20.5時台に最小値LT10.5時台に最大値を観測しています

 

 

ホノルルHON(北緯21度)の北方磁場強度最小値と最大値3年間です

図3:最小値と最大値3年間

f:id:yoshihide-sugiura:20211013230335p:plain

 

ホノルルHON(西経158度)の北方磁場強度最小値と最大値の時刻別カウントです

図4:最小値と最大値の時刻別カウント

f:id:yoshihide-sugiura:20211013230429p:plain

HON西経158度はグリニッジとの時差約10.5時間で、

LT21.5時台に最小値LT12.5時台に最大値を観測しています

 

グアムGUA(北緯13度)の北方磁場強度最小値と最大値3年間です

図5:最小値と最大値3年間

f:id:yoshihide-sugiura:20211016174913p:plain

GUAのグラフでは、データ異常が続いたあと最大値・最小値が飽和して減少に転じているように見えます

近くのOKIは磁場強度増大でありHONでは減少であり、GUAは増加から減少に変化するタイミングに偶然遭遇したのでしょうか? 月一で測定していれば、これは分かると思います

 

グアムGUA(東経145度)の北方磁場強度最小値と最大値の時刻別カウントです

図6:最小値と最大値の時刻別カウント

f:id:yoshihide-sugiura:20211016174939p:plain

GUA東経145度はグリニッジとの時差約9.5時間で、

LT18.5時台に最小値LT10.5時台に最大値を観測しています

 

 

以上、低緯度の特徴は最大値が最小値より鋭いピーク特性を示す事であり、これは集中が強い事を意味します(一方、最小値は分散します)

この最大値_観測時刻をまとめたグラフを以下に示します:

図7:低緯度における最大値_観測時刻のグラフ

f:id:yoshihide-sugiura:20211016213847p:plain

特に緯度の低いKOUとGUAは、どちらもLT10:30時台に最大値を観測しています、これは中緯度(CLF/OTT/MEA/VIC/KAK)でLT10時台〜11時台に最小値を観測した事実と正反対の結果となっています

参考のため最小値_観測時刻のグラフをアップしますと:

図8:中緯度における最小値_観測時刻のグラフ

f:id:yoshihide-sugiura:20211008013936p:plain

KOU vs OTT、GUA vs VIC、HON vs KAK が数値的にいい勝負です

 

 

 

まとめ:

1.最大値ピークは低緯度で、最小値ピークは中緯度で、観測される原因をそろそろまとめる(モデルを作る、という事です)タイミングに来ているように思えます

2.しかし、その前に地球磁力線と電離層の位置関係を調べておく必要があると考えており、次回に報告させて頂きます

 

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です