7月度その14 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ キャンベラCNBの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wとの波形3日間を比較する!
世界の北方磁場強度シリーズ ➡ キャンベラCNBの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wとの波形3日間を比較する!
世界各観測点における北方磁場強度測定です
キャンベラCNBの3年間磁場強度変動と24h統計グラフと3日間波形解析を行います
CNBは南緯緯35.3°と唯一の南半球観測点で中緯度に属します
CNBのCyMaマップはこの1ヶ月で変化しました(6月maCyma ➡ Macyma7月)色並びは変わりませんが第1ピークの色が変わっています、ここでは一旦考察対象から外します
お付き合い頂ければ幸いです
ここから本文です
1.世界観測点マップと磁気赤道上の磁力線高度マップです
まず、世界まとめマップから全体の位置関係の把握です
図1:世界観測点マップ
中央横の緑ドットラインが、磁気赤道_2021です
図2:各観測点の磁気赤道上の磁力線高度マップ
陽子ベルト・電子ベルトの幅500kmは私の推測で変更の可能性があります
図3:先月(6月)のCyMaマップです
CNBのCyMaマップはこの1ヶ月で変化します(6月maCyma ➡ Macyma7月)色並びは変わりませんが第1ピークの色が変わっています
これに今月はシアンマジェンダゼロ時間帯を加えます
2.キャンベラCNB3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフ
観測期間は、2019年7月2日から2022年6月30日の3年(365x3日)です
図4
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています
冬至の時に最大となる季節変動傾向が見られるように思えます
このグラフに表示された有効日データのみを使って24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフをとると、
図5:
凡例にあります「● ピーク数=2+1」は:
第1ピークはマジェンダで他にもう1ヶ所、第2ピークはシアンで1ヶ所のみ(合計でピーク数は3)
ピーク定義は、平均値を少なくとも2h連続して超えるパターンであって、かつ1hでも平均値を下回ればそのピークは脱出した、としています
何と、CNBのCyMaマップはこの1ヶ月で変化しました(6月maCyma ➡ Macyma7月)色並びは変わりませんが第1ピークの色が変わっています、ここでは一旦考察対象から外します
シアンゼロ時間帯が1h検出されていますが、マジェンダゼロ時間帯は検出されません
早く世界まとめCyMaマップでゼロ検出時間帯の分布を見てみたい所です
3.キャンベラCNB波形3日間とFFT結果です
オレンジがキャンベラCNB、シアンがG17Wです
図6:観測期間は、2022/07/05 - 07/07 (UT) です
同相ですが、3日目は乱れています(同相は低緯度の特徴なのですが、CNBでも同相ですか?奇異に感じます)
図6よりG17Wのスペクトルです
図7:
GOESと言えど磁気嵐があると72h成分が強くでます、これはG16Eと同様です
図6よりキャンベラCNBのスペクトルです
図8:
72h>12h>24h>8hとなりました、磁気嵐があると72hが増加しかつ乱れます、やはり出来れば観測からは避けたいです
まとめ:
1.測定を続けます
コメントバック:
Rio同志(id:ballooon)!
コメントありがとう御座います、感謝なのです
>なんと!!!マジェンダの方が多くなりましたかΣ(゜ロ゜;)
はい、元々差は僅かでしたから、、、
6月:Cyピーク161 vs Maピーク158
7月:Cyピーク161 vs Maピーク163
と僅かですが逆転しました、ですが再逆転もあるでしょうね?
いずれにせよCNBは第1次の考察対象からは外した方がよいと思います
>キャンベラの第一ピークがマジェンダになったのが驚きました!
そうです!
私は、3日間波形においても、中緯度でありながら同相を示すのに驚きました
CNBは今真冬ですから、何か関係しているのでしょうか?
>確かに磁気嵐は観測には適してないですね~面白いんですけどね?
はい、出来る限り避けるようにしてはいるのですが、、、
ま、首は突っ込まないようにしますです
>仕事が重なったため、また訪問が遅くなるかも
あ、こちらへのコメは時間が空いた時に適当に何回かに1回でも頂ければ充分ですので、、、
お身体お気を付けて、あまり過集中せずに、ぐぁんばって下さいね?
以上でした
コメバック終わり
尚、地磁気データはINTERMAGNETさん [The INTERMAGNET Vision and Mission] 経由で各地磁気データを世界の各観測点さんからダウンロード、
GOESデータはNOAAさん [GOES Magnetometer | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] からダウンロードしています
ここに皆々さま方に深く感謝申し上げます
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!