2月度その10 オゾン全量シリーズ➡オゾン全量と北方磁場の季節性振動を追う@西経60°OTT/FRD/KOU付近!
オゾン全量シリーズはオゾン全量に季節性振動が見られる所から、OTT/FRD/KOU付近(西経60°付近)におけるオゾン全量と北方磁場強度の季節性振動を追っています
OTT ➡ 北緯45.4°、西経75.6°
FRD ➡ 北緯38.2°、西経77.4°
KOU ➡ 北緯5.2°、 西経52.7°
であり、西経60°を基準線に選んだ次第です
お付き合い頂ければ幸いです
[気象庁 | 月平均オゾン全量の世界分布図]から目視によりデータを拾っています
オゾン全量は2ヶ月前の値が公開ですので、最終月は2ヶ月前と同じ値を使っています
図の下に(2020_02〜2023_01)とあるのは36ヶ月(3年)測定で、最新データは(2月の場合)22年12月ですので23年1月はコピーしています、という意味です
図1:西経60°にて北緯45°,北緯30°,赤道0°,南緯30°のオゾン全量
N45°>N30°>S30°>E0°となっています
N45°のピークは冬〜春にかけて、年1回振動、
N30°のピークは春、年1回振動、
S30°のピークは夏〜秋にかけて、年1回振動、
E0°は年2回振動、
しているように見えます
図1の赤道0°におけるオゾン全量変化とKOUにおける磁場強度(最大値-最小値)の相関を調べます(図2の赤道0°オゾン全量は図1より精度を上げています)
図2:
27ヶ月目28ヶ月目を除いて明らかに相似形(同相の)動きをしています
図1の北緯30°におけるオゾン全量変化とFRDにおける磁場強度(最大値-最小値)の相関を調べます
図3:
これは、相関があるとは思えない、です
図1の北緯45°におけるオゾン全量変化とOTTにおける磁場強度(最大値-最小値)の相関を調べます
図4:
これは少し相関が見えます、相関という観点からは、
KOU>OTT>>FRD
でしょう
まとめ:
1.オゾン全量は最大値構成に作用するので、磁場強度の最大値ー最小値ではなく、最大値のみで相関を見てみる必要がありそうです(まだやっておりません!)
2.しかし、図1のオゾン全量が:
北緯45°>北緯30°>南緯30°>赤道0°
となる原因は考えなければなりません
以上、お付き合い頂きありがとう御座いました
感謝です