NICTさん2020年10月31日の記事、
[電波障害の原因となりうるプラズマバブルを 昼間にもGPSを使って観測 | NICT-情報通信研究機構]
に:
2017年5月29日にプラズマバブルが日本の上空にまで達しており、日出頃から正午過ぎまで存在していることが明らかになりました。
とありました!
ので、その時のKAK北方磁場強度の変動はいかなるものであったのだろう?と興味深々で調べてみました
お付き合い頂ければ幸いです
9日間の波形観測とスペクトル:
2017年5月23日から5月31日迄の9日間と致しました
図1:2017年5月23日より5月31日の9日間(UT)
グレー線がUT0時、黒線がKAK_LT10.8時、です
振幅が非常に大きいです
日付6が5月28日、日付7が5月29日(UT)です
NICTさんの図2017年5月29日12:00JSTは、日付7のUT3時頃に相当します
日付1〜5迄は正確にLT10.8時にボトムダウンシュートを起こしています
日付6〜8のLT10.8はボトムダウンシュートから外れています
日付9のLT10.8で元に戻ります
一方、スペクトルの方ですが、
図2:9日間のスペクトル(振動周期成分)
もの凄い事になっています!
idx=3の108h(4.5日)成分が最も強く、それにidx=2の216h(9日)成分が続きます
強い磁気嵐でもあったのでしょうか?
まとめ
日出から正午過ぎまでプラズマバブルが発生し日本上空にまで到達しなくても、3〜5日に1回程度で日出から正午過ぎまでプラズマバブルが赤道上で発生してくれれば当ブログとしては説明が付きます
9日間であれば軽い磁気嵐を含める事は容易であると思われ、今後は軽い磁気嵐を積極的に含めて調べてみたい、と考えております
コメントバック
リオ同志(id:ballooon)!
お忙しい中でのコメントありがとう御座います、感謝です
>すごいデータが見つかりましたね(;・∀・)!
そうなんです
何しろ日出から正午過ぎにプラズマバブルが発生する事がある、
という事が分かったのは大きいです
>激しいプラズマバブルです
ここまで激しくなくてもイイのですが、、、
もう少し軽く、しかし頻繁に、日出から正午過ぎに赤道でバブルが発生して欲しいのですが、、、
軽い磁気嵐の時に日出から正午過ぎに発生しやすい可能性はあります
来月から調べてみたいと考えております
>プラズマバブルって24hではおさまらないのかもしれないですね?だから36hになるとか
このケースでは24hに収まっていないです
>FFTの数値が変わりましたね?Idx2の半分がIdx3ですね?
はい、観測時間を変えると(延ばすと)Indexの示す周期は変わります
式は:
Index_Nの周期_h = 最長時間_h / (N - 1)
です
計算すればご自分で任意のIndex_Nの周期が得られます
Nの最小値は2であって、2の時に最大周期_hが得られます
以上でした
コメバック終わり
お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です