なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

11月度その26:北方磁場強度シリーズ ➡ 過去事例におけるElectron FluxとProton Fluxを考察する!

過去磁気嵐事例2023年11月23日〜25日の3日間におけるElectron FluxとProton Fluxについての考察です

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

事例としては、

図1:柿岡におけるKインデックス観測

11月23日〜25日3日間の25日、柿岡ではK=5の弱い磁気嵐を観測しています

 

 

図2:この時のイエローナイフYKC波形を見ると、

23日、24日ともにオレンジYKC波形はダウンシュートしていて(これが平常状態)、磁気嵐が観測された25日はより大きくダウンシュートしています

尚、G18とYKCともにLT00時を表示するように修正しました

GOESなり観測点が地球夜間側に回った時にどうなっているのか?が重要だからです

 

 

この3日間におけるElectron Fluxは、

図3:23日〜25日のElectron Flux波形

であり、G16のLT00時を縦黒線で示してあります

 

 

一方Proton波形は、

図4:23日〜25日のProton Flux波形

こちらもG16のLT00時を縦黒線で示してあります

 

 

考察:

1.Electron FluxにせよProton Fluxにせよ、どちらも太陽フレアもしくはコロナ質量放出CMEから発生したプラズマ流であるが、図3と図4を見比べると、電子流プラズマの方が陽子流プラズマより早く地球に到達するのではないか?と思わせる

そのような事があればネット記事に載っていると思うので、調べてみます

 

2.23日と24日にはオーロラが発生せず、25日にオーロラが発生したのであれば、やはり夜間プラズマシートからの陽子流還流が原因か?

図4を見ると、24日午前零時LTで約8Mev程度の陽子流束があるように見えます

もちろん図3を見れば、23日午前零時LTで150Mev程度の電子流束がありますが、この段階(23日)は図1より磁気嵐は全く起こしていないのです

 

 

 

 

尚、地磁気データはカナダ地磁気データさん [Digital Data from Canadian Magnetic observatories] からダウンロード、

GOESデータはNOAAさん [GOES Magnetometer | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] からダウンロードしています

ここに皆々さま方に深く感謝申し上げます

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です