なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

12月度その7:磁気嵐シリーズ ➡ 今後の進め方を考える・・・それは磁気嵐かつUS観測点!?

カナダ観測点が元の状態に戻らない事を想定して、今後の進め方を検討する必要があります

カナダが駄目となると、もうUSしか残っていません

USデータはUSGSという政府系サイトが運営しているのですが、なかなかアクセスが難しかったです!もっと簡単にアクセス出来るか、と思っていました

でも、まぁ、アクセス出来たのでそれはOKなのですが、最大の問題は、1回にダウンロードできる期間が最大10日なのです!

これでは、3年間の地磁気グラフや24hの統計グラフは諦めるしかありません

3年間という意味では、私がチョコチョコとダウンロードしているG16やG18のデータは問題ありません、まだ2年間ほどですが、いずれ3年になります

G16とG18の地磁気変動グラフと、24h統計グラフは、単独でアップします

 

US観測点を用いて数日間測定にて意味ある結果を出そうとすれば、磁気嵐に着目した数日間の測定にしようと考えております

ここで、1ヶ月内に確実に磁気嵐が起きるのか?と言えば、起きない月もあるでしょう、その際には平穏な数日間の測定内容を報告する事になります

以下、12月1日に発生した磁気嵐Kindex=7@柿岡に着眼した内容を例題としてまとめます

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

観測点を3点に絞る

US観測点において、高緯度・中緯度・低緯度から各1点を選びます

高緯度:フェアバンクス・カレッジCMO:北緯64.9°、西経147.9°

    オーロラ帯に属するのはCMOのみで、これは外せない!

    アラスカ大学フェアバンクス校内にあります

中緯度:コロラド・ボルダーBOU:北緯40.1°、西経105.2°

    北緯40°と、中緯度の代表例のような場所である事

    ボルダーBOUと言えばコロラド大学があります

    ここは宇宙関係の研究で有名です

低緯度:プエルトリコサンファンSJG:北緯18.1°、西経66.2°

    プエルトリコは米国領、東側で最南端です(グアムの方が南ですが)

その他として、GOES衛星があります

赤道上:G16:北緯0°、西経75.2°、高度35,786km

赤道上:G18:北緯0°、西経137.2°、高度35,786km

ここで、測定期間を磁気嵐の次の日までの4日とします

それは、中緯度や低緯度では磁気嵐が2日程度続くからです

それでは、2023年11月29日〜12月2日の4日間とした結果を表示します

 

 

フェアバンクス・カレッジCMO

図1:変動分表示

 

図2:絶対値表示

磁気嵐は12月1日の一日で収まっています

 

コロラド・ボルダーBOU

図3:変動分表示

磁気嵐は12月2日の二日目に跨って来ました!

 

図4:絶対値表示

 

プエルトリコサンファンSJG

図5:変動分表示

12月1日の磁気嵐は、完全に12月2日まで続いています!

低緯度ほど磁気嵐は長く、2日に渡って磁気嵐は続く、という事です

 

図6:絶対値表示

 

G16とG18

図7:変動分表示

G16とG18の磁気嵐検出は、二日に渡って、という程ではありませんでした

G16とG18は約4時間ほど時差があるのですが、完全に1日正午UT時に両者とも同時に大きくダウンシュートしています

1日正午UTですから、G16は1日午前7時LT頃、G18は1日午前3時LT頃、に太陽風のProton Fluxが磁気圏深くに入り込み、磁気圏を圧迫し、磁力線密度を圧縮させ、磁場強度を増大させ、結果として反作用の磁場を生成する電流を生成させたのです

 

図8:G16絶対値表示

 

図9:G18絶対値表示

以上、今後は、こんな感じでグラフをアップしてゆきます

磁気嵐があろうがなかろうが、1週間〜10日に一回程度の頻度でアップ致します

グラフは載せませんでしたが、NICTさんK-index@柿岡グラフでスタートを切ります

そして、X-Ray Flux、Electron Flux、Proton Fluxと続いてから地磁気変動グラフです

従って、グラフ数はかなり多くなります

尚、スペクトル・グラフは、グラフ数が多くなり過ぎるので割愛致しました

 

 

 

 

お付き合い頂き誠にありがとう御座いました

感謝です