12月度その12:BOUの謎とUSGSマップ ➡ USGSの地磁気観測所マップが、やっとやっと見つかりました!
BDT, BOU, TST, BRW, BRT, BSL, CMO, CMT, DED, DHT, FRD, FRN, GUA, HON, NEW, SHU, SIT, SJG, TUC, USGS, BLC, BRD, CBB, EUA, FCC, IQA, MEA, OTT, RES, SNK, STJ, VIC, YKC, HAD, HER, KAK
とあるが、マップがないからどこだか分からない(分かるのしか分からない)!
カナダYKCや日本KAKが見えるけど、アクセスしてみると、99999.0が入って来る!
ここで、この Observatories | U.S. Geological Survey Overviewを開くと:
やっと出て来た!
やはりUSは広い!!
世界を制覇しとる!!!
図2:オーロラ帯
を見てみれば、BRWとDEDもオーロラ帯である事が分かる
上のリストを見た時、私はCMOが最北か?と思いました(失礼!)
オーロラを追うのであればBRWとDED、どちらかは入れないと駄目だろう
しかし、今はBOUの謎を追いたい!
そこでBOUと緯度の近いサンフランシスコFRNデータを取ってみます!
お付き合い頂ければ幸いです
図3:謎のBOU波形:2023-12-02_to_12-05UT:北緯40.1度
何が謎か?と言うとLT正午頃に最小値を付ける事なのです
LT正午は太陽風を最も浴びる時なので磁気圏は圧迫され、磁力線密度は増加し、磁場強度は増大する時刻なのです
それが、最小値を付けている!
磁場強度を減衰させる要素としてはリングカレントがありますが、BOUのLT正午頃を目掛けてリングカレントが地球全体に流れる事は有り得ない(リングカレントは地球を周回する電流で、地球全体に影響を及ぼす、BOUのLT正午頃に毎日などという事は有り得ない!)
そこでサンフランシスコFRNも同時期について調べると、
図4:これまた謎のFRN波形:2023-12-02_to_12-05UT:北緯37.1度
ぎぇ〜!!!
FRNも実に正確にLT正午頃に最小値を毎日付けています!
サンフランは西海岸ですが、東海岸にフレデリックスバーグFRDという観測点があり、オタワOTTの南で経度がOTTと近いので、実は、以前本ブログで使っていた観測点でしたので最初にFRDを調べたのです
図5:またまた謎のFRD波形:2023-12-02_to_12-05UT:北緯38.2度
FRDもLT正午頃に最小値を付けていましたが、4日から5日にかけてエラーデータ状態となったので、割愛したのです、未完でLT00FRDも入れてませんが、、、
大問題点:
北緯37度から40度辺りでは、毎日LT正午頃に磁場強度最小値を付けている、となります
FRDとFRNでは時差2.8時間あります、それが毎日独立にLT正午に最小値を付けるとは!
太陽風または太陽光が正面から当たると磁場強度が減衰するメカニズムを考える必要があります
あッ、太陽光の可能性はありますね?風ではなく・・・
北緯37度から40度辺り、電離圏で太陽光と反応し磁気強度が減衰する???
柿岡KAKは北緯36.2度なので見たいのですが、今は暫定値なのでアクセス出来ません
12月2日から5日というと、1月になっても11月末までのアクセスでしょうから、2月にならないとアクセス出来ません
まぁ、ジックリと原因を考えましょう!
コメントバック
リオ同志(id:ballooon)!
コメントありがとう御座います、深く感謝です
>BOUのLT正午に最低値を付けるのは、中緯度にあったことだと思います。
>ヒデスギさんの過去記事オタワだと、、、
そうでした!
当時はLT12時にラインを出していたのでした
やはり、太陽光による電離作用でしょうね
その線でまとめます
ありがとう御座います
以上でした
コメバック終わり
以上、お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です