3月度その10 オゾン全量シリーズ➡オゾン全量と北方磁場の季節性振動を追う@西経60°OTT/FRD/KOU付近!
オゾン全量シリーズはオゾン全量に季節性振動が見られる所から、OTT/FRD/KOU付近(西経60°付近)におけるオゾン全量と北方磁場強度の季節性振動を追っています
OTT ➡ 北緯45.4°、西経75.6°
FRD ➡ 北緯38.2°、西経77.4°
KOU ➡ 北緯5.2°、 西経52.7°
であり、西経60°を基準線に選んだ次第です
お付き合い頂ければ幸いです
[気象庁 | 月平均オゾン全量の世界分布図]から目視によりデータを拾っています
オゾン全量は2ヶ月前の値が公開ですので、最終月は2ヶ月前と同じ値を使っています
図の下に(2020_03〜2023_02)とあるのは36ヶ月(3年)測定で、最新データは(3月の場合)23年1月ですので23年2月はコピーしています、という意味です
図1:西経60°にて北緯45°,北緯30°,赤道0°,南緯30°のオゾン全量
N45°>N30°>S30°>E0°となっています
N45°のピークは冬〜春にかけて、年1回振動、
N30°のピークは春、年1回振動、
S30°のピークは夏〜秋にかけて、年1回振動、
E0°は年2回振動、
しているように見えます
図1の赤道0°におけるオゾン全量変化とKOUにおける磁場強度(最大値-最小値)の相関を調べます(図2の赤道0°オゾン全量は図1より精度を上げています)
図2:
24ヶ月目以降は相関はなく、それ以前は相似形(同相の)動きをしています
図1の北緯30°におけるオゾン全量変化とFRDにおける磁場強度(最大値-最小値)の相関を調べます
図3:
これは、相関があるとは思えない、です
図1の北緯45°におけるオゾン全量変化とOTTにおける磁場強度(最大値-最小値)の相関を調べます
図4:
これは少し相関が見えます
まとめ:
1.オゾン層はKOUに最も寄与するので、KOUのみを取り上げて詳細に調べる必要がありそうです
以上、お付き合い頂きありがとう御座いました
感謝です