7月度その4:GOES衛星_地磁気波形とフーリエパワー・スペクトルと電子線束と陽子線束とX線量(7月1/2/3日)
柿岡K-indexが極めて静穏な3日間(7月1/2/3日)のGOES衛星波形とフーリエパワー・スペクトルを取りました
図1:2024年7月1/2/3日を含む柿岡K-indexグラフ

K-index = 1と2が主体の極めて静穏な3日間です
前回、6月20/21/22日の3日間も静穏でした
G16とG18は波形が似ているのでG18のみ提示します
図2:G16とG18北方磁場強度波形(変動分)です

変動分としているのは、G16とG18の違いを明確にする為です
図3:G18の波形絶対値表示です

平均すれば約100nT弱、といった所でしょう
図4:G18フーリエパワー・スペクトル

図3を見て頂ければ分かるように完全に24h成分が強いです
図5:G18の電子線束波形

7月1日は測定器の下限能力辺りの電子線束だったようですが、その後は図3の北方地磁気波形と極めて強い相関を示しています
電子線束波形と北方地磁気波形が非常に似ている(強い相関を持つ)のは前回6月20/21/22日も同様で、K-indexが静穏な時の特徴であろう、と考えています
図6:電子線束のフーリエパワー・スペクトル

電子線束では3dayや12h成分が出てきていますが、やはり24h成分がダントツです
地磁気波形は1分回に1回の測定ですが、この電子線束と次の陽子線束は5分に1回の測定です
図7:G18の陽子線束波形

7月1日前半の波形が数倍強く、かつ24h振動していません
この辺り、図5の電子線束とは真逆である点が面白い
何か原因があるのでしょう
図8:陽子線束のフーリエパワー・スペクトル

3日間全体で1周期変動が最も強く出ています
図9:G18X線全量の波形

X線はこのような独特波形となります
尚、X線は1分間隔の測定です

何と5.54h成分に最もエネルギーが集中していました
考察:
1.柿岡K-indexが静穏な時(K-index=1,2,3)と磁気嵐(K-index=4,5)の時を分けて測定してゆきたい、と考えています
K-index=6クラス以上は中々観測できないので、発生したら即観測です
2.まず電子線束波形(これが入力)を北方地磁気波形(これが出力)の強い相関が目立ちます
逆の動き、かつ3日間全体の周期変動と高調波発生、をしているのが陽子線束です
エネルギー自体は電子線束の方が圧倒的に大きい(約1000倍、図5 vs 図7)
⬆ この原因を考える事がまず第1と思われます
3.陽子と電子で到着時間に差があるのです
どちらが早く地球に到達するのでしょうか?
重い陽子か、軽い電子か? 陽子質量 / 電子質量 = 1,840倍!
以上、お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です m(_ _)m