7月度その11:静穏な7月18/19/20日の3日間、GOES波形とパワースペクトルを取る!
待っていても磁気嵐が起こりませんので、前回(7月1/2/3日)と同じ静穏な3日間で波形とパワースペクトルを取ってみます
図1:まず柿岡K-indexグラフは、
と静穏で、7月18/19/20日の3日間を取り上げます
図2:G16とG18の北方地磁気波形3日間(変動分のみ表示)
図3:G18の北方地磁気波形3日間(絶対値表示)
図4:G18パワースペクトル
圧倒的に24h成分が強いです(エネルギーが集中)
図5:G18電子線束波形
何と、バラけた波形に戻りました!
図6:G18電子線束パワースペクトル
バラけた波形にフーリエ解析しても大して意味ありません
図7:G18陽子線束波形
陽子はそれなりの波形が出ています
図8:G18陽子線束パワースペクトル
24h成分と12h成分のエネルギーが強いです
図9:G18X線量波形
X線はいつもこんな感じの尖った波形です
図9:G18X線量パワースペクトル
どの程度意味があるか分かりませんが、5.54hにエネルギーピークがあります
まとめ:
1.電子線束波形がバラけました、前回の観測では、
図11:7月1/2/3日のG18電子線束波形
と、今回の図5とは全く異なる波形が出ています
今回も前回もG18データである事は確認しているのですが、、、
もう暫く観測を続けましょう
2.陽子線束パワースペクトル図8で24hと12h成分が強く出る原因は何か?を探ってゆきたいと考えています
図12:前回の波形は、
図13:前回のパワースペクトルは、
3day成分が非常に強いのですが、これは無視して、24h/12hがそれなりに出ている点に着目です
続いて明日よりUSGS観測点に移ります
以上、グラフが非常に多かったですが、お付き合い頂きありがとう御座いました
感謝です m(_ _)m