5月度その13:地球磁極の不思議シリーズ ➡ NOAAさんより5月の地球磁気圏プラズマ状態を知り、次を知る!
地球磁極の不思議シリーズ ➡NOAAさんより5月の地球磁気圏プラズマ状態を知り、次を知る!
NOAAさんのサイトより5月の地球磁気圏の様子を見て、考えてみます
お付き合い頂ければ幸いです
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
朝方と夕方の地球磁力線モデルとは、
地磁気方向定義とは:
NOAAさんの動画サイト:
[Geospace Magnetosphere Movies | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center]
より画像を貼り付けます(動画をご覧になりたい方は直接ご参照下さい)
地球磁気圏プラズマ状態について、3パラメータ(速度・密度・圧力)に関して、2021-05-13 16:36:00 における画像より数分おきに順次アップ致します
速度:
左の図は赤道でカットし地球を上から見た図、上にDawnとあるのは夜明け、下にDuskとあるのは夕暮れ、右の図は地球を横から見た図、上が北、下が南(以下、同様)
どちらもY(Re)軸は地球位置がゼロで上が正、下が負、X(Re)軸は左が正で右が負である事に注意、Reは相対Relativeの意味(以下同様)
X方向の速度Vx(km/s)を示している
図では青緑の小さな領域が見えるが約500km/s程度の正である、という事はこの狭い領域でプラズマは左へ向かっている、という事である、正にここはプラズマシート領域で、磁力線は地球に向かって収縮している領域である
黄色から白の部分は速度0km/sである、という事はこの領域でプラズマはほとんど静止している、という事である
オレンジの部分は速度マイナス約600km/s程度の負である、という事はこの領域でプラズマは右へ向かって吹いている、という事である
密度:
密度はp/cm3であり、1cm体積当りのparticle(プラズマ粒子、電子または陽子)数を言っているのだが、白はゼロである
左の図を見れば、地球の朝方(上)と夕方(下)のプラズマ密度が高い事が分かる
これは朝方と夕方にプラズマ粒子によって運ばれて来た凍結磁力線が、磁気リコネを起こして地球磁力線に吸収される確度の高い領域である、といえる
朝方や夕方に磁場強度が高くなる事を示している!
圧力:
密度ゼロの領域は圧力もゼロとなる
これはバンアレン帯であるように思えてならない!
地球磁場強度が朝方と夕方に強くなるのは、バンアレン帯が朝方と夕方に張り出していて(ここは電子密度が高い!)、そこで太陽風が運んで来た凍結磁力線と地球磁力線とが磁気リコネを起こしやすいから、なのだろうか?
太陽風と電子密度の高い領域と地球磁力線と、この3者の関係を考えてみる必要があるだろう
NASAの動画はド派手であり面白く分かりやすいのだが、NOAA動画は実測値にもとずくものであり、迫力がある
落ち着いてNOAA画像を入れば、何でも分かってしまいそうな気がします!
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です
5月度その12:地球磁極の不思議シリーズ ➡ バンアレン帯と太陽風と磁力線の関係を探ってみよう!
地球磁極の不思議シリーズ ➡バンアレン帯と太陽風と地球磁力線の関係を探ってみよう!
カナダの地磁気振動や変動を離れ、バンアレン帯と太陽風と地球磁力線の関係を探ってみます
お付き合い頂ければ幸いです
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
朝方と夕方の地球磁力線モデルとは、
地磁気方向定義とは:
JAXAさんよりERG衛星プロジェクトと称してバンアレン帯と太陽風の関係を示す動画が提示されていました
The ERG satellite|ヴァン・アレン帯の謎に迫る!ジオスペース探査衛星(ERG) - YouTube
動画は2分20秒
例によって、スクショでポイントをアップ致しますと、
45秒辺りで、
バンアレン帯と太陽風と地球磁力線の構図が出て、太陽は右側にあり昼間部の磁力線は少し圧迫されており、夜間部は左側に延びてプラズマシートを構成しています
54秒辺りで、
北極星から見たバンアレン帯と太陽風と地球磁力線の構図が出てきます
もう少し太陽側の地球磁力線が圧迫されていると良いのですが、と言いつつ、ビクトリアの北方成分振動を見れば、1日の磁場最大値と最小値の差は18000nTのベースに対し大きくても50nT程度の差であり、50/18000=0.0028程度の振動ですから、目で見て分かるほど地球磁力線が圧迫される、という事はないでしょう
まぁ、これは想像図なんでしょう、と思って調べたら:
[ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG) | 科学衛星・探査機 | 宇宙科学研究所] より
打ち上げ目的が:
地球近傍の宇宙空間であるジオスペースには、メガエレクトロンボルトを越える高エネルギーの粒子が多量に捕捉されている放射線帯(ヴァン・アレン帯)が存在している。
この放射線帯に存在する、太陽風の擾乱に起因する宇宙嵐にともなって生成と消失を繰り返している高エネルギー電子がどのようにして生まれてくるのか、そして宇宙嵐はどのように発達するのかを明らかにする。
打ち上げ日時は:2016年12月20日(火)20時00分
で、もう4年半前に打ち上げられていました
観測結果がどう出たのか、上の動画は観測結果にもとずく想像図なのか、辺りが気になります
調べます
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です
5月度その11:地球磁極の不思議シリーズ ➡ オーロラは電離層で光るというけれど電離層って何だっけ?バンアレン帯内側と何が違う?
地球磁極の不思議シリーズ ➡オーロラは電離層で光るというけれど電離層って何だっけ?バンアレン帯内側と何が違う?
カナダの地磁気振動や変動を離れ、オーロラ帯を追います
宇宙の徒然を語るブロガー「まさき りお(id:ballooon)」さんから先日のオーロラ記事についてコメントを頂き、
オーロラは極近傍ではなく、ドーナツ状に現れるんですね~?
確かに土星も木星もやはりドーナツ状にオーロラが観測されているんですよね~?
その通りでして、オーロラは下降する磁力線にまとわり付くプラズマ粒子が電離層で光るのですが、この電離層とバンアレン帯の内側ベルトとの関係が分からない、同じなのかどうか?少し調べておこう、という訳です
お付き合い頂ければ幸いです
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
朝方と夕方の地球磁力線モデルとは、
地磁気方向定義とは:
[オーロラ - Wikipedia] より引用すると:
オーロラは完全な両極点近傍ではあまり観測されない。
地球の磁極を取り巻くドーナツ状の領域に発生する。オーロラの発生している領域を「オーロラオーバル」と呼ぶ。昼夜を平均すると地磁気の緯度でおよそ60度から70度のあたりにオーロラがよく発生するので、この領域を「オーロラ帯」(オーロラベルト)という。
Wikiは言う:
この領域(オーロラ帯)にオーロラが発生するのは、オーロラ発光の原因であるプラズマ粒子がほぼ磁力線に沿って動く性質をもっているからである。
動画 NOAA [Aurora - 30 Minute Forecast | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] より2021-05-09をスクショで取ってみると
UTC時刻12:00では:
であり、Wikiのいうオーロラ帯に近い形状である
ここで生ずる疑問は:
オーロラ帯とは電離層に属するものなのか?
オーロラ帯とはバンアレン帯に属するものなのか?
電離層とバンアレン帯は同じものなのか違うのか?
という事である
順を追ってWikiを調べよう
[電離層 - Wikipedia] より:
電離層とは、地球を取り巻く大気の上層部にある分子や原子が、紫外線やエックス線などにより電離した領域である。
ふむ〜
熱圏(上空80km〜800km程度)に存在する窒素や酸素などの原子や分子は、太陽光線などを吸収する。そのエネルギーによって、原子は原子核の回りを回転する電子を放出し、イオンとなる。この現象を光電離という。この電離状態であるイオンと電子が存在する領域が電離層である。大気に入った紫外線などは、熱圏内で次々と原子や分子に吸収されていくため、繰り返し光電離が生じる。こうして熱圏内は電子密度の高い状態となっている。
但し、熱圏内の昼と夜で違うのだ
電離層は高度約60kmから500kmの間に位置し、電子密度の違いによって、下から順にD層 (60km - 90km)、E層 (100 - 120km)、F1層 (150km - 220km)、F2層 (220km - 800km) の4つに分けられる。
上の層に行くほど紫外線は強く、多くの電離が生じるため電子密度は大きく、下の層は電子密度が小さい。夜間は太陽からの紫外線が届かないため、電子密度は昼間よりも小さくなる。このため地球全体を取り巻く電離層は均質な球状の層ではない。
なるほど〜
最下層のD層は、夜間には太陽からの紫外線があたらないため、電離状態を維持することができずに消滅する。
またF1層とF2層も夜間には区別がなくなり一つのF層 (150km - 800km) となる。
オーロラが夜間によく出現するとすれば、それが電離層であれば、
E層とF層(90km〜800km)
という事になる
電離層で電離した電子とイオンが磁力線にまとわり付いて下降してくる、としよう
それではバンアレン帯を調べてみよう
[ヴァン・アレン帯 - Wikipedia] より
ヴァン・アレン帯の二重構造。内側の赤色の領域は陽子が多く、灰色の領域は電子が多い。
ヴァン・アレン帯は地球を360度ドーナツ状にとりまいており、内帯と外帯との二層構造になっている。赤道付近が最も層が厚く、極軸付近は層が極めて薄い。
内帯は赤道上高度2,000 - 5,000kmに位置する比較的小さな帯で、陽子が多い。
外帯は10,000 - 20,000kmに位置する大きな帯で、電子が多い。
要するに、赤道付近では電離層の方が極めて低い(地表に近い)のである!
しかしながら、極地ではバンアレン帯も低くなって、
太陽風や宇宙線からの粒子が地球の磁場に捕らわれて形成されると考えられている。電子は太陽が起源、陽子は宇宙線が起源とされている。
地磁気の磁力線沿いに運動しており、北極や南極では磁力線に導かれ、進入してきた粒子と大気が相互作用を引き起こすことによってオーロラが発生する。
オーロラはヴァン・アレン帯の粒子が原因であるため太陽活動が盛んなときは極地方以外でも観測されることがある。
進入してきた粒子(バンアレン帯の粒子)と大気が相互作用(電離層で電離している大気との相互作用)を引き起こすことによってオーロラが発生する
という事になりますか
バンアレン帯を読むと、オーロラはバンアレン帯が作る、となるのですがオーロラ帯を読むと
オーロラの発生している領域を「オーロラオーバル」と呼ぶ。昼夜を平均すると地磁気の緯度でおよそ60度から70度のあたりにオーロラがよく発生するので、この領域を「オーロラ帯」(オーロラベルト)という。
この領域にオーロラが発生するのは、オーロラ発光の原因であるプラズマ粒子がほぼ磁力線に沿って動く性質をもっているからである。
オーロラを起こす粒子の主な供給源はプラズマシートであり、ここから粒子が地球電離層まで磁力線に沿って進入すると、このドーナツ上の領域にたどり着く。
よって、オーロラ帯でオーロラが発光しやすいのである。オーロラの活動が活発なとき、オーロラオーバルは大きくなり、より低緯度側に現れる。
プラズマシート(地球夜間部側に作られる)の粒子がオーロラの原因で、これが極地で電離層にまで届くと発光する、
となる違いはあるが、いずれにせよ電離層で発光する事は同じである
この辺りで止めておこう
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です
5月度その10:地球磁極の不思議シリーズ ➡ オーロラ帯を追ってみよう、NOAAオーロラ予測マップを用いて!
地球磁極の不思議シリーズ ➡ オーロラ帯を追ってみよう、NOAAオーロラ予測マップを用いて!
カナダの地磁気振動や変動を少し離れ、NOAAオーロラ予測マップを使ってオーロラ帯なるものを追ってみます
お付き合い頂ければ幸いです
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
朝方と夕方の地球磁力線モデルとは、
地磁気方向定義とは:
[オーロラ - Wikipedia] より引用させて頂くと:
オーロラは完全な両極点近傍ではあまり観測されない。
地球の磁極を取り巻くドーナツ状の領域に発生する。オーロラの発生している領域を「オーロラオーバル」と呼ぶ。昼夜を平均すると地磁気の緯度でおよそ60度から70度のあたりにオーロラがよく発生するので、この領域を「オーロラ帯」(オーロラベルト)という。
ここで地磁気極とは、地球双極子磁極のS極の事である(北極点とは北緯90°地点)
オーロラ帯は日変化する、上図は1日のある時刻におけるオーロラ帯の形状である
それでは、動画 NOAA [Aurora - 30 Minute Forecast | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] より2021-05-09の日変化をスクショで追ってみよう
UTC時刻06:00では:
UTC時刻12:00では:
UTC時刻18:00では:
となる
楕円のオーロラ帯が太陽風に押されて常に夜間部側にシフトする様子が分かる
夜間部側の緑領域が常に濃いのは、プラズマが夜間部側に溜まる為であり、オーロラが発生しやすく、NOAAはオーロラ予測マップを出しているのでこうなるのである、これは、夜間部側の磁力線密度が昼間側と比べて濃いとか磁場が強い、という事は意味しない
それでは昼間側はどうであろうか?
マップを見ると常に昼間側は押されているので、昼間側は圧縮されており磁力線密度が濃くなると思っていたのだが、オタワやビクトリアの磁場強度の観測結果では昼間側(南中時、多少の誤差はある)で常に磁場強度最小値を示すので、南中時には太陽風が磁力線を押し除け南北に谷を作り東西に山を作る、と推定できる
この結果、南中時に南北に磁場強度最小値を示す谷領域が形成され、東西は磁力線密度が増加して磁場強度が増加する山領域が形成される、と推定できる
しかし、何故、東西の片側6時間程度の時差部分で磁場強度最大値が、東側または西側でのみ観測されるのか、は現在の所不明である
Wikiは言う:
この領域(オーロラ帯)にオーロラが発生するのは、オーロラ発光の原因であるプラズマ粒子がほぼ磁力線に沿って動く性質をもっているからである。
そして、本ブログは:
磁力線の動的に変化する3次元的な形状を、日変化と年変化(季節変化)を含めて、知りたいのである、推測したいのである
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です
5月度その9:カナダ・ビクトリアVICの地磁気振動を追うシリーズ ➡ ビクトリアVICにおける地磁気の年変動を追う!
カナダ・ビクトリアVICの地磁気振動を追うシリーズ ➡ ビクトリアVICにおける地磁気の年変動を追う!
ビクトリアにおける季節年振動・日振動に続いて年変動の観測結果です
オタワでは報告しなかったZ方向(鉛直方向)の年変動もグラフにしました
細かな考察はこれから、となります
お付き合い頂ければ幸いです
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
朝方と夕方の地球磁力線モデルとは、
地磁気方向定義とは:
図1:まず、X方向(北方向)の最大値と最小値の年変動グラフです
X方向(北方向)については、増加・減少の傾向は見られません、カナダ北部ピーク磁場強度は減少しているので、それを補う同等の増加がバイカル湖北部ピークによりなされているものと思われます
図2:次にY方向(東方向)の磁場強度の最大値と最小値の年変動です
年々減少しているという事は、カナダ北部ピークが強く影響している事を示しています
磁場強度そのものもX方向(北方向)やZ方向(鉛直方向)に比べてかなり低い値となっています
図3:最後にZ方向(鉛直方向)の最大値と最小値の年変動グラフです
Z方向(鉛直方向)も年々減少しており、これもカナダ北部ピークが強く影響している事を示していますが、振動は見られません⬅これは値が50,000nT程度と大きいからで、差分を取ると50nT弱の微小な日振動がありました!
また磁場強度の値はZ方向(鉛直方向)が最も強い値を示しています、これだけ値が大きいと地球双極子磁場の影響も考慮する必要がありでしょう、この点はオタワでZ方向(鉛直方向)成分の日振動なり年変化を測定してからの考察となります
まとめ:
深い考察は未だですが、カナダ北部ピークの影響が強く現れている方向については、ビクトリア日振動の原因解析に役立つものと思われます
またオタワについても、6月からZ方向(鉛直方向)のグラフを追加して比較解析致します
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です
5月度その8:カナダ・ビクトリアVICの地磁気振動を追うシリーズ ➡ ビクトリアVICにおける地磁気の日振動を、NOAAオーロラマップと伴に追う!➡変更あり!
カナダ・ビクトリアVICの地磁気振動を追うシリーズ ➡ ビクトリアVICにおける地磁気の日振動を、NOAAオーロラマップと伴に追う!
ビクトリアにおける季節年振動に続いて日振動の観測結果です
日振動は綺麗に出ているのですが、原因が分かりません、北極サイドでの磁力線がどのような形状になっているのかを知りたく(推測したく)、NOAAさんからオーロラ予測マップを取りました
それでも未だ因果関係がよく分かりません、色々考えていますがひとまず日振動の観測結果と、関連する時間帯のNOAAさんオーロラ予測マップを報告致します
お付き合い頂ければ幸いです
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
朝方と夕方の地球磁力線モデルとは、
地磁気方向定義とは:
ビクトリアにて最小値が出現した時間順にグラフを、NOAAオーロラ予測マップと伴に提示します
NOAAさんのオーロラ予測マップは動画であって:
Aurora - 30 Minute Forecast | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center
にて見れます、そこからスクショで取った画像にコメントを加えて提示しています
図1:まず、X方向(北方向)がUTC18時頃に最小値を示します
この時間帯における太陽と地球の位置関係は、
となっています
18時頃は、地球磁場双極子S極が南中を迎える時刻であり、カナダ北部ピークの位置も近いです
図2:次にUTC19時頃にZ方向(鉛直方向)の磁場強度が最小となります
この時間帯のNOAAマップは示しませんが、X方向(北方向)に遅れること約1時間でZ方向(鉛直方向)が最小値を示します
19時頃は、カナダ北部ピークが南中を迎える時間帯となっています
図3:最後にUTC21時頃にY方向(東方向)磁場強度が最小となります
この時間帯における太陽と地球の位置関係は、
21:00から20:00に変更して示します ⬅ 変更:2021/05/08 07:18
となります、だいたいこの辺りがビクトリア南中時刻となります
20:00〜21:00時頃に、Y方向(東方向)の磁力線が最も弱くなる、という結果です
まとめ:
オーロラベルトの形状予測(要するにオーロラが出現するであろう場所の予測)マップの時間変化を追えば、北極圏における磁力線の形状が分かるだろう、それが地磁気強度の日振動と因果関係を示すだろう、特に北極圏においては、と思いNOAAさんの予測マップを取りました
非常に参考になるマップであると思っていますが、ですが、今ひとつビクトリアにおける地磁気の日振動との因果関係がハッキリしません(分かりません)で、現在、思案中です
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です
5月度その7:カナダ・ビクトリアVICの地磁気振動を追うシリーズ ➡ ビクトリアVICにおける地磁気の差分年振動を追う!
カナダ・ビクトリアVICの地磁気振動を追うシリーズ ➡ ビクトリアVICにおける地磁気の差分年振動を追う!
オタワにおける地磁気変動、特に日振動を調べていて、日変化として最大値が朝方や夕方に観測される事が分かりました、ここで北方向成分は夕方に、西方向成分は朝方に、観測されており原因は「太陽風が運んで来る凍結磁力線と地球磁力線が接線面で合成されるからではないか」と推定しておりますが、朝方にのみ最大値が観測されるなど非対称な動作が見られ、この原因が分かりません
そこで、観測点を増やして調べる事にしました、場所としてはカナダ・太平洋岸のビクトリアです
北緯48°で北緯45°のオタワとほとんど同じです、東経は237°でオタワの西に位置し、オタワとの時差は3.2時間です
ビクトリア市・ブッチャートガーデンの花火大会:オーロラの下での花火大会、北緯48°まで行くとオーロラが頻繁に見られるのでしょうか
お付き合い頂ければ幸いです
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
朝方と夕方の地球磁力線モデルとは、
地磁気方向定義とは:
図1:ビクトリアにおける北方成分・差分年振動のグラフ
正方向(北方向)で最大値が出ているので、オタワと同じ
図2:ビクトリアにおける東方成分・差分年振動グラフ
オタワと異なり、東方で最大値が観測される、これはカナダ北部の磁場強度ピーク位置がビクトリアより東に位置しているからである、オタワと反対になる
図3:ビクトリアにおける鉛直成分・差分年振動グラフ
ここで、何と、ビクトリアでは鉛直成分についても差分年振動が観測されたのである(オタワでは出なかった)
最小値観測時刻と最大値観測時刻のマップが非常に面白い
まとめ:
今回は報告レベルであり、考察までには至らない!でもオタワと比較できるので面白い
また、オタワとの間にカナダ北部・磁場強度ピークポイントを挟むのも興味深い
イエローナイフ市というのがカナダ北部にあって(北緯62°)、オーロラ観光スポットで有名なようだ、カナダ北部・磁場強度ピークポイントのすぐ近くである
出来ればイエローナイフまで加えて3点測定をしてみたい、と考えています
ですが、オーバフローしてしまうようでしたら止めますが
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です