なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

1月度その7:気になる点シリーズ➡チチカカ湖からアンデス文明を追ってみよう!

気になる点シリーズ➡チチカカ湖からアンデス文明を追ってみよう!

 

 

現在、この黒点サイトでは、私事ですが忙しくなって来たもので「太陽黒点数の推移を追うシリーズ」のみを扱っております、数カ月前までは「木星衝合と巨大地震の相関を追うシリーズ」や「地磁気地震の相関を追うシリーズ」等もやったのですが、木星地磁気はかなりの集中力とエネルギーが必要で、とても現在の私の状態では扱えないのです

 

しかしながら、ベッドで寝っ転がっていると漠然と頭に浮かんで来る疑問がありまして、それは私にとっての未解決問題もしくは気に掛かる問題なのです

 

チチカカ湖は有名だけれども、何で有名なのか?が気に掛かったもので、ここからアンデス文明を追ってみよう

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

[チチカカ湖 - Wikipedia] によれば:

チチカカ湖

By Ursala Hudson:チチカカ湖

 

チチカカ湖と周辺地図

By es:Usuario:Haylli:チチカカ湖と周辺地図、中央下にIsla del Sol(太陽の島:インカ帝国の神殿と言われる島)と、その下に街Copacabanaが見える(コパカバーナはブラジルにある海岸線だが、チチカカ湖にもあったのだ)

 

チチカカ湖は、アンデス山脈のペルー南部とボリビア西部にまたがる淡水湖。標高は3810mほどである。「汽船などが航行可能な湖として世界最高所」と言われる。数少ない古代湖でもある。

標高3810mですから富士山より高く、アンデス文明はなにしろ高所に存在する

古代湖とはおよそ100万年以上存続している湖の呼び名。一般的に湖の寿命は数千年から数万年と言われている。これは、流入する河川からの堆積物で湖が埋め立てられるためである。しかし一部の湖は100万年以上の年齢をもち、なかには数百万年から2000万年以上の寿命を有する湖が存在する。このような湖を古代湖と呼ぶ。古代湖では水域が長期間に渡って存在するため、固有種と呼ばれるその湖に適応して独自の進化を遂げた生物による豊かな生態系が見られる。世界でも古代湖20箇所ほどでしか確認されていない

我々の知る古くて有名な古代湖は、まずバイカル湖2500万年以上の年齢)

チチカカ湖は、300万年の年齢

そして、何と琵琶湖が500-600万年の年齢で世界の古代湖に入っているではありませんか(知りませんでした!)

最も古い古代湖は、ザイサン湖と呼ばれるカザフスタンの湖で、何と6500万年以上の年齢(恐竜が絶滅した時を見ているのだ!)

By NASA:ザイサン湖(カザフスタン

 

チチカカ湖やその周辺には、先住民族が居住しており、トトラと呼ばれるを多数重ね合わせた浮島に居住している。

先住民族であるウル族が住むこうした浮島群はウロス諸島と呼ばれ、プーノ沖に大小100程度が集まり、約1500家族、5000人程度が暮らす。一部の島ではソーラパネルによる太陽光発電が行われている。

By Christophe Meneboeuf:トトラで作られたウル族の浮島

 

チチカカ湖に住む固有種の魚やなまずもあるのだけれども、唐揚げにして食するのだそうだが、名前を見てもイメージが湧かないので省きます

 

 

そうして [アンデス文明 - Wikipedia] である

アンデス文明とは、1532年のスペイン人によるインカ帝国征服以前に、ペルーを中心とする太平洋沿岸地帯およびペルーからボリビアへつながるアンデス中央高原に存在した文明。

メソポタミア文明エジプト文明インダス文明黄河文明といった文明と異なり文字は持たない

インカ帝国は文字を持たなかった(しかしメキシコで発展したマヤ文明は文字を持っていたので注意を要する)、ここで1532年と言えばシェークスピアの時代になる頃で、その段階で文字を持たない文明は組織上に弱かった、と想像される

By Chmouel:マチュ・ピチュ遺跡、15世紀のインカ帝国の遺跡だが、当時、その首都だったクスコは、さらに千メートル程高い3,400mの標高に位置する。

 

 

Wikiは、アンデス文明の大きな特徴として次の7点を挙げている

 

1.文字を持たない、代わりに「縄の結び目」で情報を記録していた

 

2.青銅器段階、鉄器を持たない、青銅器も広くは実用化されておらず、新石器段階に近かった(これでは、スペインとの戦争には勝てない!)

 

3.金や銀の鋳造が発達していた

 

4.家畜飼育が行われていた、ラクダ科動物のリャマが荷運び用として、アルパカが毛を利用するために、また食用としてテンジクネズミ(クイ)が飼育されていた

アンデス文明において荷運びに使われたリャマ(ラクダ科)

 

5.車輪を考え付かなかった、シュメールが今から5000年前に発明した車輪である

 

6.ジャガイモやサツマイモ等を主な食料基盤とする、世界の四大文明メソアメリカ文明穀物を主要食料基盤として発展したのに対し、アンデス文明では、穀物の主要食料源としての価値は低く、穀物資源を主な食基盤とした文明ではなかった

穀物ではトウモロコシがあるが、チャチャと呼ばれる「酒の原料」として利用されていたことが確認されており、食用ではなかった

 

7.アンデス特有の生態学的環境と文化・文明の発展に深い関係が見られる、他の旧大陸の文明がすべて大河沿いに発展してきたのに対して、アンデスでは、山間部や高原地帯の果たした役割が非常に大きい

 

 

う〜む、文字を持たない、鉄器を持たない、車輪も持たない、ではスペインに勝てないでしょうね!

 

 

 

以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

感謝です