12月度その31:柿岡 K-index・磁気嵐・無風シリーズ ➡ UT12月19日-22日 磁気嵐は観測されず、その間G16各流束とG16&18地磁気変化を測定する!⬅ 追記あり12/23 16:00
追記は一番下にあります 12/23 16:00
UT2023年12月19日〜22日まで4日間、柿岡で磁気嵐は観測されませんでした、
この間のG16各流束(X線流束、電子流束、陽子流束)を測定しておきましょう(太陽の動きを測定しておきましょう)、という事です
地磁気変化に関しては、G16&G18について測定しておきます
磁気嵐がない時、太陽はどのような動きをするのか、確認しておく事は重要です
お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m
まず、柿岡のK-indexです
図1:2023年12月19日から22日UTを含む、柿岡KAK_k-index
UT12月19日から22日まで、磁気嵐は発生しておりません!
以下、 G16(X線流束、電子流束、陽子流束)とG16&G18地磁気変化測定
図2−1:G16X線流束(波長:0.05nm - 0.4nm)
ほとんどX線は出していません
実はG16は、波長0.05nm-0.4nm以外にもX線を測定しています
図2−2:G16X線流束(波長:0.1nm - 0.8nm)
この波長ウィンドウですと、少し強いX線を放射しています
何故、G16が2つのX線観測ウィンドウを持っているのか、理由があるはずで、これから調べます
図3:G16電子流束
これは強烈、です
太陽はこれだけ強い電子プラズマを放射していたのですか?
この原因が分かりません!
図2−2でX線0.1-0.8波長を、弱いですが、放射しているのはUT21日です
図4:G16陽子流束
陽子プラズマはほとんど飛来していません!
図5:G16&G18地磁気変化
G16とG18波形は、各々LT00時に最小値を示す(真夜中午前零時頃に最小値を示す)であって、通常の太陽光圧を感じて地磁気数値をアップさせる低緯度の傾向です
まとめ:
図3の電子流束波形は分かりません!
陽子プラズマの場合は、X線放射と連動している(相関がある)ように思えます
ですが、電子プラズマの場合はX線放射と関係なく増加するように思えます
電子プラズマの動きは謎、です
追記:12/23 16:00
図2の電子流束が異常に大きくなるのは、直前12月14日のX線放射が考えられます
過去データから引っ張って来ます
図6:UT12月14日から17日までのG16X線流束
図7:その後1日置いてG16電子流束
図8:そして今回、12月19日から22日のG16電子流束(図2です)
今回の電子流束の方が、断然に大きい!
大きなX線放射があった時は、
最低10日は電子流束を継続測定する必要がある
電子プラズマは迂回して地球に到達するように思える
陽子の場合には、その必要はなさそうだ
追記終わり
コメバック
リオ同志(id:ballooon)!
コメントありがとう御座います、感謝です
>謎の電子流束ですが、1日の動き的には(図5)G16の地磁気と同じように、LT00時に最小値になっているような気がします?
>なぜでしたっけ?太陽からG16衛星が隠れるからでしたっけ?
そうです!
G16が地球に隠蔽されるので、G16が観測する太陽からの電子流束が最低値になるのです
地磁気で言えば、G16が地球に隠蔽されるので、太陽光を受けなくなり圧力が減るので地磁気が弱まるのです
以上です
コメバック終わり
尚、12月度は現時点で31記事もアップしましたが、これはカナダ政府さん地磁気サイトが直近1年(2023年)はアクセス不能になった為、観測点を米国と日本に振り分けた結果、観測可能期間の違いからアップする記事を修正する必要に迫られ、記事数を増やすトライを行っていた為です
毎月、このような記事数に至る事は、ありません!
以上、お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です