6月度その2:北方磁場強度シリーズ ➡ フーリエ解析を目的とした、6月度の準リアルタイム磁場強度を測定する4日間を決めておきましょう
6月度のエルニーニョ記事を書く前に、準リアルタイム北方磁場強度を測定する4日間を決めておきましょう
NICTさん 予報 | 電離圏領域 | 宇宙天気予報 の柿岡K-indexグラフから決定します
その前に北方磁場強度測定の経緯をまとめておきます
1.全世界の磁場強度をまとめるサイトがあって、これを使って世界各地の磁場強度を解析する記事をアップしていましたが、このサイトが2年ほど前に閉鎖されました
2.ここでカナダの磁場強度サイトは(当然の事ながら)存続しており、オーロラ現象と磁場強度の相関を取るにはカナダが最も重要でしたので、カナダの磁場強度をまとめる記事に変更してブログを続けました
3.しかしカナダのサイトが突然更新されなくなりました(23年中頃だったか?)、サイトにアクセスは出来るのですが古いデータのみが上がって来るのです
4.そこでカナダを諦めてアメリカの磁場強度サイトを探しました、信じられないかもしれませんが、アメリカの磁場強度サイトは探すのがとても難しいのです
それでもナントカ探し出してアメリカの磁場強度を使ったブログを続けました
またこの際という事で、日本の磁場強度も取り上げる事にしました
5.そして今回カナダのサイトを調べたらなんとデータが更新されていました(正常に戻った!)
この結果現在では、カナダ・アメリカ・日本の磁場強度が測定可能、です
しかし、いきなりここまでは手を広げられないのでマズはカナダから再出発したいと思います
北方磁場強度の解析は、3年間のデータ解析とフーリエ解析を目的とした4日間の準リアルタイム解析があります
この4日間の決定は磁気嵐の度合い(これをK-indexと言う)を見て、どの4日間とするのかを決定します
最初は磁気嵐のない平穏な4日間を選択していましたが、最後には磁気嵐を含む4日間を選択し、磁化嵐の影響を見てみる(測定する)ようになりました
1.K-indexグラフ
NICTさん 予報 | 電離圏領域 | 宇宙天気予報 より:
図1:foF2国分寺・TEC北緯37°・K-index柿岡
柿岡のK-indexを見て頂ければUT6月3日21時〜24にかけて、K-index5のMajor stormがあった事が分かります
そこで、6月度はUT6月1日〜4日の4日間と致します(UTはuniversal timeで世界標準時、経度0°の時刻)
2.G16EとG18Wの波形(6月1日から4日)
6月1日から4日のGOES16衛星とGOES18衛星の北方磁場強度波形です
波形は変動成分のみを抽出しています
図2:G16EとG18Wの波形
図1よりUT6月3日21時〜24時の間にK-index5の磁気嵐があった事が分かります
図2では04直前の3時間という事になります
G18Wのオレンジラインに大きな変動があった事が分かります
まとめ:
今回はここまでとします
思い出しながらプログラムを見て作業を進めているので時間がかかります
あと、G16EとG18WではX線検出解析とプロトン検出解析とエレクトロン検出解析もしていました
GOESのデータは7日間で消えてしますので、X線・プロトン・エレクトロンのデータダウンロードを急ぎたいのです
以上、お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です m(_ _)m